愛犬を留守番させている家庭は多い!?
リモート環境が普及したとはいえ、共働き世帯が多い現代の日本では、愛犬に留守番をお願いする飼い主さんも多いでしょう。会社勤めをしていると9時間以上の留守番になることも少なくありません。
ペット保険会社による「犬の留守番時間」に関する調査によると『3~5時間』『5~8時間』『8~10時間』がどれもおよそ20%を占めており、約60%の犬が3時間以上の留守番を経験しているとの結果が出ています。
留守番がまったくできないと飼い主さんも困る場面があるため、スキルとして必要ではあります。しかし、元々集団で暮らしていた犬にとって長時間ひとりでいることにストレスを感じる犬がほとんどでしょう。
ある程度の時間であれば留守番させて問題ないとされていますが、実際犬たちはどのくらいの時間まで留守番することができるのでしょうか。
犬だけの『留守番』は何時間までOK?
留守番の適正時間は一般的に6~8時間
一般的に健康な成犬であれば、6~8時間程度の留守番は問題ないとされています。これは、犬が極度のストレスを感じずに、一人遊びや昼寝をして過ごせる時間を指します。
少しの外出でも愛犬がパニックになる…これでは、日常生活もままならず飼い主さんも困るでしょう。そして犬種の特性や性格によっては、のんびりとひとりの時間を満喫したい犬もいると思います。
ただ、犬という動物の習性から留守番自体が苦手な子ももちろんいますし、個体差や子犬期の生活環境、トレーニングの有無などによってかなり違いはでるため、適正時間はあくまで一般論として受け取ってください。
留守番が12時間を超えるとストレスに
前述のように、一般的な犬の留守番時間は6~8時間が適正とされています。しかし今の日本は単身世帯や共働き世帯での犬の飼育も増え、必然的に留守番時間も長くなっています。しかしながら、留守番が12時間を超えると多くの犬は強いストレスや不安を覚えるといわれています。
8時間以上の留守番をさせる場合には、トレーニングすることをおすすめします。短い時間から徐々に時間を長くしていき、犬が安心してひとりで過ごせることを覚えてもらいます。トレーナーに相談することも視野に入れ行っていくとよいでしょう。
年齢によってはより短い時間に
排泄や消化が未発達の子犬に留守番をさせることはNGです。少なくとも生後半年を目安に少しずつ慣らしていきましょう。ペットカメラを使用する、ほかの家族や友人、ペットシッターなどに見守りをお願いする、などの事前準備も必要です。
こまめに排泄や食事のお世話が必要になるシニア犬も長時間の留守番はやめたほうが良いでしょう。留守番自体に慣れてはいても、健康状態によってはリスクがともないます。子犬もシニア犬も3~6時間程度に留めておくようにしましょう。
犬の留守番で配慮すべきポイント
犬を留守番させるためには、ひとりでも大丈夫だと安心感を持ってもらうことと、安全安心な環境を整えてあげることが大切です。
- 適温(20~25℃)を保つ
- 誤飲をしないよう整理整頓をする
- おもちゃや飼い主の匂いのついた毛布などを用意する
- 留守番前に疲れさせる
このような対策をとると、愛犬も落ち着いて待っていられるはずです。ペットカメラがあると、留守中の愛犬の様子が分かり飼い主さんも安心できます。
まとめ
犬の留守番時間は8時間以内に留め、12時間以上超えることのないように配慮することが推奨されます。限りある時間の中で、できるだけ愛犬と一緒に過ごす時間を作ってあげましょう。
留守番の後は愛犬とたっぷりスキンシップをとり、心のケアをしてあげましょうね。
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