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シャンプーの時に犬の顔を洗っても大丈夫?安全に洗うための注意点から嫌がる場合の対処法まで


シャンプーのときに犬の顔を洗っても大丈夫?

顔まで泡まみれになって洗われている犬

結論から言うと、正しい方法で行えば、シャンプーの時に犬の顔を洗っても基本的には問題ありません。

むしろ、顔周りを清潔に保つことは、愛犬の健康維持のために非常に重要です。

ただし、皮膚疾患や眼病がある場合は注意が必要です。必ず獣医師に相談してから判断してください。

顔は食事の汚れや皮脂、涙などが溜まりやすい部分です。

特に、トイプードルやシーズーなどの犬種では「涙やけ」、いわゆる涙の成分によって目の下の毛が変色してしまう症状の予防にも繋がります。汚れを放置すると、皮膚炎などのトラブルを引き起こす原因にもなりかねません。

ただし、犬の顔は目、鼻、耳といったデリケートな器官が集中しているため、細心の注意が必要です。水やシャンプーが誤って入らないよう、これから解説する安全な手順とコツを必ず守って洗いましょう。

犬の顔の正しい洗い方

目の上をなでるように洗われている犬

ここでは、愛犬に負担をかけずに顔をきれいにするための具体的な手順を解説します。いきなりシャワーをかけるのではなく、段階を踏んで丁寧に行うことが成功の鍵です。

準備するもの

まず、顔を洗うために必要なものを揃えましょう。事前に準備しておくことで、シャンプーをスムーズに進めることができます。

犬用の低刺激シャンプー

必ず犬の皮膚に適した、刺激の少ないシャンプーを用意してください。可能であれば「顔周り用」や「涙やけ用」と記載された製品を選ぶとより安心です。

スポンジやガーゼ

シャワーを直接顔にかけるのを嫌がる犬は非常に多いです。水をたっぷり含ませた柔らかいスポンジやガーゼを使うことで、優しく濡らしたり、すすいだりすることができます。

吸水性の良いタオル

シャンプー後は素早く水分を拭き取れるよう、吸水性の高いタオルを複数枚用意しておくと便利です。

顔を濡らす手順

シャワーの音や水圧、飛び散る水が恐怖の原因になるため顔を濡らす工程は、犬が驚かないようにゆっくりと行います。

シャワーヘッドを直接顔に向けるのは避けましょう。スポンジか、もしくは飼い主さんの手にぬるま湯を含ませ、首の後ろから顎下、そして頬へと少しずつ濡らしていきます。

水の温度は、人間が少しぬるいと感じる35~38度程度が最適です。

シャンプーで洗う手順

シャンプーは、原液を直接つけるのではなく、必ず手でよく泡立ててから使います。泡で汚れを浮かせるイメージで、指の腹を使って優しくマッサージするように洗いましょう。

目・鼻・口周りの洗い方

目や口の周りは特にデリケートです。指先に少量の泡をつけ、汚れが気になる部分を優しくなでるように洗います。この時、親指と人差し指でマズル、つまり鼻先から口周りの部分を軽く支えてあげると、犬が安心しやすくなります。

耳周りの洗い方

耳の中に水が入らないよう、耳の付け根を親指と人差し指で軽く挟み、水の侵入を防ぎながら外側を洗いましょう。ミニチュアダックスフンドのような垂れ耳の犬種は、耳の裏側も汚れやすいので忘れずに洗います。

すすぎの手順

顔周りの洗浄で最も重要なのが「すすぎ」です。シャンプー成分が残っていると皮膚トラブルの原因になるため、完璧にすすぎ切る必要があります。

濡らす時と同様に、スポンジやガーゼにきれいなぬるま湯をたっぷり含ませ、泡が完全になくなるまで何度も優しくスポンジで泡をやさしく拭き取りながら流します。顎の下や耳の後ろは特にすすぎ残しが多い部分なので、念入りに行いましょう。

乾かす手順

まずは吸水性の良いタオルで、顔全体の水分を優しく押さえるように拭き取ります。

ドライヤーを使う際は、必ず一番弱い風量にし、熱風が直接目や顔に当たらないよう、手で風を遮りながら遠くから乾かしてください。

柴犬のようなダブルコートの犬種は根元が乾きにくいので、指で毛をかき分けながら丁寧に乾かしましょう。

犬の顔を洗う際の注意点とコツ

シャワーで頭部をすすがれている犬

安全にシャンプーを行うために、特に注意してほしいポイントとプロならではのコツを紹介します。

犬専用シャンプーを必ず選ぶ

人間のシャンプーは、犬の皮膚のpH(ペーハー)値と合わないため、絶対に使用しないでください。犬の皮膚は人間より薄くデリケートなため、皮膚のバリア機能を損ない、乾燥やフケ、かゆみの原因となります。

目・耳への侵入を物理的に防ぐ

すすぎの際に、少し上を向かせるように顎を支えてあげると、水が目に入りにくくなります。また、耳の中に水が入るのが心配な場合は、水分を吸収しすぎないように軽く丸めたコットンを耳の入り口に詰めておく「イヤーコットン」という方法もありますが、取り忘れると逆にトラブルの原因になるため、行う際は自己責任で細心の注意を払ってください。

シャワーの水圧を極力弱くする

もしシャワーを使ってすすぐ場合は、水圧を最も弱く設定し、シャワーヘッドを体に密着させるようにして使うと、水が飛び散らず犬が怖がりにくくなります。ただし、顔に直接当てるのは避け、後頭部から首筋へ流すように使いましょう。

犬の顔を洗う際に嫌がる場合の対処法

スポンジで洗われながら嫌そうな表情をしている子犬

教えた通りにやろうとしても、愛犬が顔を洗われること自体を激しく嫌がるケースは少なくありません。その場合は無理強いせず、以下の方法を試してみてください。

まずは「濡れたもの」に慣らす練習から

シャンプー以前に、顔が濡れること自体が苦手な犬もいます。普段の生活の中で、濡れたガーゼや手で顔を優しく拭いてあげることから始めましょう。「顔を触られる=気持ちいいこと」と覚えてもらうのが目的です。できたらたくさん褒めて、おやつをあげるのも効果的です。

シャワーを使わずスポンジやガーゼで完結させる

シャワーの音や水しぶきを怖がる犬は非常に多いです。その場合は、無理にシャワーを使わず、濡らすところからすすぎまで、全ての工程をスポンジやガーゼで行いましょう。時間はかかりますが、愛犬に恐怖心を与えないことが最優先です。

ご褒美を使ってポジティブな印象をつける

シャンプーの前後に特別なおやつを用意したり、終わった後に思いっきり褒めてあげたりすることで、「シャンプーを頑張れば良いことがある」と学習させます。これを繰り返すことで、徐々に苦手意識が薄れていくことがあります。

短時間で終わらせることを目標にする

最初は完璧にきれいにすることを目指さず、「今日は口周りだけ」というように目標を小さく設定し、とにかく短時間で終わらせることを心がけましょう。犬が「嫌だ!」と感じる前に終わらせることで、次回のシャンプーへの抵抗感を減らすことができます。

まとめ

顔周りを拭かれて気持ちよさそうな犬

犬の顔をシャンプーで洗うことは、正しい知識と手順さえ守れば、安全かつ愛犬の健康のために有効なケアです。重要なのは、目や耳に水や泡を入れないように細心の注意を払い、シャンプー成分を完全にすすぎ切ることです。

もし愛犬が嫌がるそぶりを見せたら、無理強いは禁物です。スポンジを使ったり、ご褒美をあげたりしながら、少しずつ慣らしていきましょう。どうしても難しい場合は、一度プロのトリマーがいるサロンに相談してみるのも良い選択です。

この記事を参考に、ぜひ愛犬とのバスタイムを安全で楽しいコミュニケーションの時間にしてください。


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