犬がトイレを我慢しているサイン
ソワソワと動き回っている
落ち着かない様子でうろうろと所在なく動き回っているのは、犬が何かに困っているときです。トイレを我慢してソワソワしているのかもしれません。「ピーピー」など頼りない鳴き声を発している場合もあるでしょう。
床の匂いを嗅ぎ回る
クンクンと床の匂いを嗅ぎ回っている場合、トイレを我慢していて排泄に適した場所を探している可能性があります。犬には、一度おしっこをして自分の匂いがついた場所をトイレと決める性質があります。自分の匂いがついている場所を見つけ出そうとしているのでしょう。
ドアや窓の前でアピールする
特に柴犬などの日本犬に多いのですが、せっかくトイレトレーニングで室内トイレを覚えたのに、散歩に行くようになると外でしか排泄しなくなってしまう子がいます。いつも散歩に出かけるドアの前や、庭に出してもらっている掃き出し窓の前に陣取って飼い主さんを見つめたり、「ワン」と吠えたりするのは、「トイレを我慢しているから外に出して」というアピールの可能性があります。
水を飲まない
トイレを極限まで我慢している場合、それ以上水分を摂ってしまうと我慢ができなくなってしまうため、水を飲まなくなってしまうことがあります。後で紹介するようにトイレを我慢すること自体もリスクですが、水を飲まないことは熱中症などのリスクを高めます。
トイレを我慢してしまう理由
どこでトイレをしていいかわからない
旅先などの初めての場所でうろうろソワソワしている場合、どこでトイレをしていいのか判断できずに我慢してしまっているのかもしれません。トイレトレーニングのしつけが成功して身に付いているからこそ「決められた場所でないとトイレをしてはいけない」と思い、我慢してしまうと考えられます。
トイレが汚れていて使いたくない
犬は思っているよりキレイ好きな動物です。自宅でトイレを我慢してしまうときに多いのが、トイレシートがすでにおしっこでパンパンになっていたり、トイレが汚れていて使いたくないという場合です。おかしいなと思ったら、トイレが汚れていないかをチェックしてみましょう。
外に行ってトイレをしたい
犬は自分の縄張りと認めた場所ではトイレをしない性質があります。そのためすでにご紹介したように、生活範囲である室内ではなく外でトイレをしたいがために、室内ではトイレを我慢してしまう子がいます。
排泄時に痛みがある
泌尿器系のトラブルを抱えており、排泄時に痛みがあってトイレを我慢しているという可能性も否定できません。
排泄にトラウマがある
特にトイレトレーニング中に注意したいのが、粗相を強く叱りすぎて愛犬のトラウマになってしまうことです。飼い主さんは「トイレ以外で排泄をしたこと」を叱ったつもりでも、犬にしてみると「排泄自体が悪いこと」と捉えてしまい、トイレを我慢してしまうことにつながるのです。
トイレを我慢したときのリスク
膀胱炎
トイレを我慢することで膀胱に尿が長時間たまり、細菌が繁殖しやすくなります。その結果、膀胱に炎症が起こる「膀胱炎」を引き起こすことがあります。
これは人間と同じように、犬にもよく見られる疾患です。特に、外でしか排泄ができない子やお留守番時間が長い子は注意が必要です。
トイレを我慢する状況が日常化すると、膀胱炎のリスクがぐんと高まります。
尿路結石
犬に多く見られる泌尿器疾患のひとつが尿路結石です。これは尿道や膀胱に石(結晶)ができ、排尿を妨げる状態です。
原因は体質・食事・水分摂取量などさまざまですが、膀胱炎がきっかけで結石ができるケースも少なくありません。
結石が大きくなると排尿困難や強い痛みを伴うこともあり、早期の対処が重要です。
まとめ
生きている限り、どんな動物でもトイレの問題はつきものです。トイレの始末は確かに手がかかりますし面倒な面もあるかもしれませんが、排泄がしっかり行われていることは健康な証拠です。トイレの後始末ができることに感謝しながらお世話しないといけないですね。
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