要注意!トラブルの元になるひとり遊び
何かを「噛む」ことは犬の本能です。噛むことは野生の本能を刺激されるだけでなく、ストレス解消にもつながります。そのため「カミカミ」に夢中になれると延々とひとり遊びできるという子もいるかもしれません。
しかし、犬のひとり遊び中に起きるトラブルの多くがその「カミカミ」に起因するものであることは忘れてはいけません。下記のようなものには注意しましょう。
小さなおもちゃ・壊れやすいおもちゃ
サイズの小さなおもちゃは、カミカミしている間に何かの拍子で飲み込んでしまうリスクがあります。特に小型犬や超小型犬の場合は、誤飲が窒息や腸閉塞のリスクにつながる可能性が高いため要注意です。
小型犬だけでなく、むしろ中・大型犬の場合に注意が必要なのは壊れやすいおもちゃです。噛む力の強い中・大型犬になればなるほど、遊んでいるうちにおもちゃを壊してしまうリスクが高まります。壊れてしまったおもちゃの破片で怪我をしたり、破片を誤飲したりする可能性があり大変危険です。
硬いおもちゃ
一方で、愛犬の歯が立たないほど硬いおもちゃだと、歯の方が負けてしまって歯が折れてしまうリスクがあります。歯が折れてしまうと治療を行うのは簡単ではありませんし、愛犬の生活の質が低下することにもつながってしまいます。
ぬいぐるみ
「ぬいぐるみなら大きさもあるし、硬さも問題ないでしょう」と安心したいところですが、ひとり遊び中の誤飲事故の原因で多いのがぬいぐるみです。
ぬいぐるみそのものを誤飲してしまうのではなく、ぬいぐるみを食いちぎった際に中の綿を誤飲してしまうケースが多いです。綿は柔らかいため窒息につながる可能性は低いですがゼロではありません。加えて、お腹に大量に溜まると腸閉塞などを引き起こしてしまう可能性もあります。
ぬいぐるみを食いちぎって綿を出すという行動は、野生界で獲物を仕留めて食べる行動にとてもよく似ているため夢中になってしまう子が多いです。注意しましょう。
大きなおやつ
大きなおやつや長持ちおやつは長時間夢中になってくれる子が多いため、お留守番時のマストアイテムという家庭もあるかもしれません。
しかし、おやつの素材や強度をしっかり選ばないと、歯を痛めたり大きな破片を誤飲して窒息してしまうリスクもあります。
犬の体格や噛む力に合ったサイズ・硬さのおやつを選びましょう。
安全にひとり遊びを楽しんでもらうために
おもちゃやおやつの材質を見極める
誤飲・誤食のリスクがないよう、おもちゃやおやつの素材や強度はしっかりと確認しておきましょう。条件を満たしていないようであれば、ひとり遊びのときではなく飼い主さんと一緒に遊ぶときに使用することです。
危険なものは遠ざけておく
ひとり遊びに夢中になっていると周りが見えなくなってしまうことがあります。そのため、電気コードなどの噛むと危険なものや噛まれたくないものは遠ざけておく、ストーブなど触れたり倒したりすると危険なもののそばでは遊ばせないといった工夫が必要です。
愛犬の遊び方を把握する
ひとり遊びの仕方は犬それぞれです。おもちゃを振り回して激しく遊ぶタイプの子もいれば、静かにカミカミしつづける子もいるでしょう。愛犬の遊び方の癖をしっかり把握して、遊び方に合わせた安全対策を考えてあげましょう。
近くで見守る
お留守番時のひとり遊びのときは難しいですが、飼い主さんが在宅している環境でひとり遊びをさせる場合は目の届く範囲で見守ってあげましょう。見落としてしまいがちですが、市販のおもちゃやおやつの注意事項にも「近くで見守ってください」と書いてあることがほとんどです。
まとめ
愛犬がひとり遊びをしてくれると飼い主さんは楽ですが、飼い主さんが遊んであげられるときにはできるだけ一緒に遊んであげましょう。ひとり遊びがどんなに上手な子でも、飼い主さんと一緒に遊ぶのが一番楽しいことに変わりはないのですから。
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