犬を飼うことは簡単ではない…最悪の事態を招く人も
犬を新しい家族として迎え入れることで、より賑やかでアクティブな生活を送れるようになったり、その愛らしさに癒されたりと幸福度が上がるという研究結果が発表されています。
しかし、犬を飼うことは良いことばかりではありません。場合によっては、ご自身の今までの生活スタイルを大きく変えたり、辛抱強く我慢しながら教育したりとさまざまな苦労が伴います。
良い面だけでなく、負担が増える面も多く見受けられるため、軽い気持ちで飼ってしまうと、生活に支障が出たり、ストレスによって精神的に疲弊してしまったり、最悪の場合、犬も飼い主も不幸な結末を辿る恐れがあるので非常に危険です。
犬をお迎えしようと考えている方は、迎える前に生活がどのように変化するのか、良い面だけでなく悪い面も理解した上で家族として迎え入れましょう。
『犬を飼う資格がない人』の共通点5選
少々きつい物言いになってしまいますが、現在の生活状況やその人の持つ考え方によっては『犬を飼う資格がない人』も存在します。どのような特徴があると、犬を不幸にしてしまうのでしょうか。
1.犬を快適に生活させる住居環境が整えられない
犬を飼う上で、犬が安心して快適に暮らせる住居環境は必要不可欠です。犬の体格やエネルギーによって、必要な部屋の広さなども変わってきます。
また、快適に暮らすためには、室温を調整することも忘れてはなりません。
1年中、20〜25℃前後を目安に室内の温度を維持する必要があるため、安全に配慮してエアコンをつけっぱなしにしなければいけない季節もあるでしょう。
こうした犬にとって快適に暮らせる住居環境を整えることが難しい場合は、きちんとお迎えの準備ができるまで、また金銭的な目処が立つまでは見送るべきです。
2.犬を満足に飼育するための経済力がない
近年、日本は物価の高騰により生活が困窮する世帯が増えています。現状、自分や家族の生活にお金をかけることで精一杯な状況では、犬を迎え入れても余計に困窮するだけです。
犬にかかる費用は、年間で12〜36万円と幅広いです。
大型犬や老犬の場合は、その分、食費や日用品、トリミング代も高くなりますし、介護費用や医療費も高額になります。
現在、犬の平均寿命は14〜15歳なので、生涯かかる費用は約200万〜450万円ほどを見ておくべきでしょう。これだけの費用を余裕を持ってかけられないのであれば、一旦、お迎えを考え直すべきです。
3.自分を優先して犬のお世話を後回しにする
人によっては自分の生活スタイルがすでに確立されており、その生活リズムを崩したくない、自分のスケジュールを頻繁に変えられたくないと考える人もいます。
しかし、犬を飼えば、家で待つ犬のために早く帰宅して散歩や食事などのお世話をしなければいけませんし、朝は早起きして散歩に連れていく必要があります。
1匹で宿泊を伴うお留守番は難しいので、ペットホテルを予約したり、旅行を断念する必要も出てくるでしょう。
このように今まで当たり前にできていたことがガラッと変わってしまう機会も多いので、自分を優先してお世話を後回しにしてしまう人は、お互いのためにも犬を飼うべきではありません。
4.面倒に感じて最低限のしつけすらも怠る
犬のしつけは根気強く、忍耐強く行う必要があります。犬によって性質は異なるため、早くマスターできる犬もいれば、時間がかかる犬もいるでしょう。
必要最低限のしつけ(吠え癖、噛み癖、トイレトレーニング、基本指示動作、リーダーウォークなど)すらも面倒に感じて怠ってしまうようであれば、飼い主としての責務を果たせていません。
問題行動がエスカレートして、飼い主の手に負えなくなったり、他の人や犬に攻撃してしまう危険性が出てくるので、お互いに不幸な結末を迎えることになってしまいます。
5.犬の飼い主としての基本的なマナーを守れない
犬を飼う上で、周りの人々に迷惑をかけたり不快な思いをさせるような行動は、しっかりコマンド指示などを活用してコントロールする必要があります。
例えば、飛びつかないように落ち着かせたり、犬同伴可能な施設内でも粗相をしないように日頃からトレーニングしたり、散歩中の排泄物をきちんと正しい方法で片付けるなど、飼い主として最低限覚えておくべきマナーはたくさんあります。
こうした基本的なマナーを守れない人は、まず犬を飼う前に、人として周囲の人に迷惑をかけるような行為をしないよう自分を見つめ直すべきでしょう。
まとめ
今回は飼い主としてふさわしくない人の特徴を紹介しましたが、現状、全ての特徴に当てはまっていない人でも、今の時代、どのような状況に陥るかは誰にもわかりません。
すでに犬を飼っている人も、これからお迎えしようと考えている人も、自分の身に何かあった時のために、必ず愛犬を任せられる相手を見つけておきましょう。
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