犬の「尻尾」が担っている役割
我が家には犬と猫がいますが、犬と猫とでは尻尾の使い方に違いがあり、その違いを知ると「面白い!」と感じることばかりです。
犬は嬉しいときにも怒っているときにも尻尾を振りますが、尻尾の振り方の違いによって、感情の違いを表現しています。方で猫は、嬉しいときには尻尾をゆったりと振りますが、犬のようにブンブンと激しく振ることはなく、怒っているときには尻尾を真上にピンッと立て、毛を逆立てます。
それぞれの違いを知るだけでも感慨深いのですが、犬の尻尾はどんな役割を担っているのか、気になりますよね。
そこで今回は、犬の「尻尾」が担っている役割について解説します。ぜひ愛犬の尻尾の動きにも注目してみてくださいね。
1.体のバランスをコントロールする
犬の尻尾が担っている役割は、立っているとき・歩いているとき・走るとき・急旋回するときなどに、体のバランスをコントロールすることです。
学生時代などに平均台の上を歩いたことがあるのではないでしょうか。そのときのことをイメージしてみてください。両手を真っ直ぐ水平に上げることでバランスを取っているのではないでしょうか。
これと同じような役割が、犬の尻尾にはあります。犬が猛ダッシュで走ってきて、スピードを緩めることなくキュッと旋回することができるのは、尻尾で体のバランスをコントロールすることができるからです。
同じような動きを私たち人間がしようとすると、足がもつれたり、つまずいて転倒したりするでしょう。
犬の尻尾には様々なタイプがありますが、断尾されている場合では、体のバランスをコントロールするという役割を十分に発揮できない可能性があるとされています。
2.冷たい空気を吸い込まないようにする
犬の尻尾が担っている役割は、冷たい空気を吸い込まないようにすることです。
シベリアンハスキーが雪の上で体をキュッと丸めて寝ているとき、尻尾でマズルを覆っているのがお分かりになるでしょうか。
尻尾でマズルを覆うことで、鼻から冷たい空気を吸い込まないようにしているんです。体が冷えてしまうこと、体温が下がってしまうことを防ぐことが目的です。
尻尾のタイプによっては、この役割を担うことができない場合もありますが、モフモフでダブルコートの長毛な尻尾をお持ちの愛犬であれば、よく見られる姿かと思います。
犬の「尻尾」から読み取れる心理
上記で説明した以外にも、犬の「尻尾」には「感情を表現する」役割もありますよね。
そこでここからは、犬の「尻尾」の動きから読み取れる心理についても確認しておきましょう。
不安・緊張・恐怖
犬が不安や恐怖を感じたとき、尻尾をダラリと下げることがあります。
怖がりな性格の愛犬に緊張が走った瞬間、スゥーっと尻尾が下がっていく様子を見たことがあるのではないでしょうか。
好奇心・興味
犬の好奇心や興味が刺激されたとき、尻尾を水平に伸ばすことがあります。振るわけではなく、ピタッと止めて固定します。
このとき、一点を見つめたまま動かなくなることがよくあります。
ご機嫌取り
犬がご機嫌取りをするとき、やや下がり気味の尻尾の先の方だけを小刻みに振ることがあります。
このときの表情を見てみると、愛想笑いをしているように引きつって見えることがあります。
集中・警戒・自信
犬の集中力が高まっているとき、何者かを警戒するとき、自信に満ち溢れているとき、尻尾を真上にピンッと立てたまま固定することがあります。
ポジティブな気持ちとネガティブな気持ちとを見極める必要があり、尻尾以外の仕草や行動にも注目することが大切です。
まとめ
犬の尻尾が担っている役割を2つ解説しました。
- 体のバランスをコントロールする
- 冷たい空気を吸い込まないようにする
「普段は尻尾を立てているのに今日はずっと下がったままだ」などというときは、犬の体に異変が起きているのでは…と疑うことができます。犬の「尻尾」は健康のバロメーターでもあるんです。
犬種によって尻尾の特徴に違いがありますが、まずは日頃から愛犬の「尻尾」の動きをよく観察しておきましょう。
■関連記事
・犬が『自分で隠したガム』を探していたら…コントのような『まさかの姿』が可愛すぎると14万再生「赤ちゃんみたいw」「そんなことある?」
・『小さな頃から殴られていた犬』を救うため、25キロも離れた家に通い詰めた結果…思わず涙が出る結末が135万再生「よく耐えたね」「泣いた」
・大型犬は『3ヵ月会っていない甥っ子』が散歩中にいたら気付く? まさかの『検証結果』がジワると56万再生「最強にかわいいw」「尊すぎる」
・犬を飼う前に考えてほしい「飼い主に必要な12の条件」
・『犬に会った時と帰る時』を比較してみた結果…同じ犬とは思えない『まさかの光景』が45万再生「もはや別犬w」「お顔の形まで違って見える」