犬の心理が読み取れるサイン10つ
犬の心理が読み取れるサインは、主に表情や耳・尻尾の動き、鳴き声、行動・しぐさに表れることが多いです。愛犬がポジティブな時や寂しい時といった気持ちが少しでもわかれば、これまで以上に信頼関係が深まりますよ。
また、犬の心理に寄り添うことで、飼い主に対するシグナルの発見に至る可能性もあるでしょう。これからの愛犬との暮らしに、犬の心理が読み取れるよくあるサインを参考にしてみてください。
1.あくびを繰り返す
犬があくびをするのは、人間と同様に眠くてリラックス状態にあることが多いです。しかしこれ以外にも、緊張やストレスを感じている時にも「ふあ〜」っとあくびを見せることもあります。
愛犬が不自然なタイミングであくびをした時は、周囲を見渡してみてください。苦手な臭いや音がしたり、その場にいるのが退屈だったりなど、何らかの原因が見つかるかもしれません。
2.口角が上がっている
まるで「ニコ」っとしているように、口角が上がっているのはいい気分でいるサインです。口角だけでなく、耳が後ろに倒れていたり、目を細めていたりなど、ほかのボディランゲージにも喜びのサインが表れている可能性があります。
逆に、テンションが下がっている時は口角も下がり、ほかの表情やボディランゲージも元気がない様子が受け取れるはずです。言葉は話せませんが、犬も表情である程度気持ちを把握できるのでぜひ観察してみましょう。
3.尻尾を高く振っている
犬が尻尾を高く振る時は、興奮状態に入っていることが多いです。意味はいくつかあり、嬉しくて振っているだけでなく、緊張や警戒心から振っている場合もあります。
ポジティブなのかネガティブなのかを知るには、ほかのボディランゲージも合わせて判断するのが大切です。耳がピンと立っていて口角が下がっている場合は、ネガティヴな心理状況だと判断しましょう。
4.鼻を鳴らす
犬が「ピーピー」などと鼻を鳴らす時は、いくつかの心理状態が隠れているサインです。警戒心から鼻を鳴らすこともあれば、飼い主に対して不満を漏らすように鼻を鳴らすこともあります。
ネガティブな気持ちの時は、比較的低い音で鳴らすのが特徴です。これとは反対に、喜んでいる時は高い音で鼻を鳴らすこともあるので、その場の状況から心理状況を判断してみてください。
5.鼻先を舐める
犬が鼻先を「ペロッ」と舐めるのは、汚れや乾燥が気になる以外にもいくつか意味があります。例えば、くつろいでいる時にも犬は鼻先を舐めることがあり、この場合はのんびりした気持ちでいることが多いです。
ほかには、興奮を落ち着かせるために鼻先を舐めることもあり、犬同士であれば服従の意味を示すこともあります。愛犬がしきりに鼻先を舐める時は、何らかのカーミングシグナルかもしれません。
6.体をこすりつけてくる
飼い主などに対して、犬が体をスリスリするようにこすり付けるのは、愛情表現のひとつだと言われています。信頼している気持ちや、「おはよう」といったコミュニケーションのひとつとして行なっていることが多いです。
ただ、やたら体をこすり付けてくる場合は、「遊んでほしい」「食べ物をちょうだい」といった要求が隠れていることもあります。まれに、体がかゆい、体調が悪いことを知らせているケースもあるので、不思議に感じた時は愛犬をよく観察してみてください。
7.お尻を向けて座る
犬がなぜかお尻を向けて座ると、「嫌われているのかな?」なんて誤解をするかもしれません。しかしこれは、犬からの信頼のサインであり、無防備な姿をわざわざ見せている行動のひとつです。
お腹を見せるのと同じように、信頼している相手にしか見せない行動なので、悪いように受け止めないでください。中には、自分を落ち着かせるためにお尻を向けて座る場合もあります。
日頃の関係性から、愛犬の気持ちをよく考えてみるとよいでしょう。
8.体を身震いさせる
犬が「ブルブル!」と体を身震いさせるのは、寒さや水気を飛ばすためだけではありません。状況によって、ストレスを感じている時にも犬は体を身震いさせます。
散歩中に初めて会う犬や人に対して緊張をし、そこで身震いさせるパターンも多いです。生理現象以外の理由があると感じた時は、愛犬の心理状況を察してみてください。
9.じっと目を見つめてくる
犬が人間の目をじーっと見つめてくる時は、何かコミュニケーションを取ろうとしているサインです。穏やかな表情であれば、「飼い主さん大好きだよ」という愛情を伝えようとしているのでしょう。
それ以外であれば、何らかの危険や不安要素を察知している場合があります。わざわざ飼い主の視界に入りながら見つめてくる時は、散歩やご飯などの要求を訴えている可能性も考えてみてください。
10.尻尾を丸める
犬が体の内側に尻尾を丸めるのは、恐怖心や強い不安を感じていることが多いです。表情も元気がなく、隠れようとする場合は、周囲に愛犬が苦手な対象物がないか確認してみてください。
寒い時や体調がよくない場合も尻尾を丸めることもあるので、愛犬に異変を感じたらよく観察するのが大切です。できるだけ早く原因を見つけて、愛犬の心身を守ってあげましょう。
まとめ
犬のボディランゲージやカーミングシグナルがわかると、これまで以上に犬の心理状態に寄り添うことができます。表情やしぐさなど総合的に見ながら判断すると、より正確な愛犬からのサインが伝わってきますよ。
もし不自然な行動が続く場合は、一度獣医師やドッグトレーナーなどの専門家に相談してみるのがおすすめです。
■関連記事
・仕事中、何か言いたげな様子で近付いてきた大型犬が…仕事にならない『可愛すぎるおねだり』に26万再生の反響「絶対断れないw」「愛おしい」
・生後3ヵ月の赤ちゃんの前で、犬がおもちゃを…とんでもなく尊い『遊び方を教えてあげる光景』が6万再生「完全に理解してる」「頼もしい」と絶賛
・愛犬がわがままになる4つの甘やかし行為
・犬がお腹を見せるポーズは服従心ではなかった?!
・0歳児が階段を登れずにいたら、見ていた犬が…まさかの『赤ちゃんにお手本を見せる光景』が19万再生「賢すぎてびっくり」「いいお兄ちゃん」