犬が「飽きてしまった」ときにする行動
飛び跳ねたり尻尾を振ったりなど、犬が楽しそうなときの様子は比較的わかりやすいです。
しかし、(もう飽きたのかな?)と思う行動は犬からは伝わりにくく、よく観察しないと判断しにくいときがあります。もし愛犬が遊びに飽きているなら、早めに知りたいですよね。
そこで今回は、犬が「飽きてしまった」ときにする行動について解説します。犬のサインを見逃さないために、ぜひ参考にしてみてください。
1.遊ぶのをやめる
最もわかりやすいのが、遊ぶのをやめたときです。口にくわえていたおもちゃを置いたり、別のことを始めたりしたときは、「もうやめた」というサインです。
買ったばかりのおもちゃでも、犬はすぐに興味をなくすことがあります。もっと遊んでほしくても、その場はそっとしておきましょう。
2.呼んでもこなくなる
遊んでいた犬が呼んでもこなくなったら、興味をなくしたサインとして受け止めましょう。
同じ遊びが続くと、犬は飽きてしまいます。また、年齢が気になる犬であれば、疲れを感じやすいので注意しましょう。
3.目を合わせない
犬を呼んでも振り向かないうえに目を合わせてくれないときも、興味を失ったときのサインです。
何度も遊びに誘ったり、撫で回したりすると、犬も(しつこいな)と感じることがあるため注意しましょう。
4.お尻を向ける
遊びをやめてどこかに行ってしまい、お尻を向けて座ったり、寝転んだりしているときは、「そっとしておいてほしい」というサインです。
犬は信頼しない人に対して背中を向けることはありませんが、飽きたときやふてくされているときは別の気持ちになっているでしょう。
5.グルーミングをする
一緒にいるときに足や体を舐めるなど、急にグルーミングを始めるときも、目の前のことに飽きたサインとして受け止められます。犬がグルーミングをするのは、気持ちを落ち着かせたいときや、ストレスを感じているときが多いです。
犬が体をかき始めたときも、「飽きたのかな?」「疲れたのかな?」と気にかけてあげてください。ただし、必要以上にグルーミングをする様子が見られるときは、傷や皮膚に異常が見られないかボディチェックを行うことが大切です。
6.体をブルブルさせる
遊びやトレーニングをしている中で、愛犬が体をブルブル震わせたら、一度休憩を取りましょう。
全てではありませんが、犬はストレスを感じているときに、体をブルブルさせることがあります。
7.あくびをする
犬のあくびは眠いときももちろんありますが、ストレスを感じているときにも見せることがあります。
愛犬と一緒に過ごすなかで急にあくびを見せたら、「そろそろ休憩したいな」というサインだと受け止めましょう。
8.仰向けになる
犬は仰向け寝の状態、いわゆる「へそ天」のポーズで「もう降参です!」と訴えることがあります。かまってほしい犬も多いですが、状況に応じて判断しましょう。
ちょっとお茶目なポーズなのでわかりにくいですが、犬が急に違う行動を見せたら小休止をするサインだと受け止めてみてください。
まとめ
犬は言葉が話せないため、さまざまな行動で感情を伝えてくれています。今回解説したような「飽きてしまった」ときの行動が見られたら、一度休憩を取るとよいでしょう。
愛犬とほどよい距離感を取りながら、お互いの時間を尊重することが、さらに信頼関係を深める鍵です。
愛犬の行動をよく観察しながら、楽しい時間を過ごしてくださいね。
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