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愛猫が『うつ病』かも?疑うべき3つの初期症状 猫のメンタルケアの重要性も


猫もうつ病になる?

落ち込んでいるような猫

「うつ病」とは、気分の落ち込みや意欲の低下が長く続くことで、日常的な生活に支障が出る病気です。脳の神経伝達物質やホルモンの影響も関係しているため、気分的な問題だけではないことがわかります。

人間のような「うつ病」という診断名は獣医療において一般的ではありませんが、実は、猫もこのような人のうつ病に近い状態になることがあり、行動や生活リズムの中に、心の不調が出ることがあります。

猫がうつ状態に陥る原因はさまざまですが、大きな環境の変化や、信頼していた人、あるいは仲の良い同居猫との別れ、ケガや病気・手術での入院や自宅での療養生活など、猫にとって強いストレスとなる出来事が引き金になることがあります。

ここでは持続的な意欲の低下と行動の変化について「うつ状態」という言葉を用いて説明します。

性格による反応も関係しますが、「猫だからしばらくすれば大丈夫」と決めつけず、猫にも心の波があることを理解したうえで対応することが大切です。

猫のうつ病初期にみられる3つの症状

ボロボロの爪とぎで横になる猫

本格的なうつ状態になる前には、初期症状があらわれます。猫自身には病気である自覚がないため、飼い猫のメンタルケアは飼い主さんの観察と気づきがもっとも重要です。

次のような症状を目にしたら、「病気の可能性」を考えてください。

1.グルーミングをしなくなる、または過剰になる

毛づくろいは猫にとって大切な日課ですが、それが極端に少なくなっている、あるいはまったくしなくなったら、かなり注意が必要です。

抑うつ状態になると、すべての気力が低下し、お昼寝前のグルーミングさえしなくなることがあります。毛並みが乱れていたり、清潔感がなくなっていたりする場合は、不調のサインかもしれません。

一方で、見るたびにずっと体を舐め続けていたり、同じ場所ばかりをしつこくグルーミングしていたりする場合は、ストレスによって心の不安を紛らわせようとしていたり、常同障害などの病気の可能性があります。

2.好きだった遊びや食事に興味を示さない

数日にわたって大好きなおもちゃや食べ物に無関心な状態が続くときは要注意です。

精神的な不調があると、食事への意欲と胃腸の働きが低下することから、食べる量が極端に減ったりすることがあります。また、毎日遊んでいるおもちゃを見ても、触ろうともしないほど興味を失っていたら、心の元気がなくなっているサインかもしれません。

ただし、これらの変化は内臓疾患や痛みなど身体的な病気の可能性もあるため、身体の異常がないか検査によって判断することが大切になります。

3.まわりのことに反応しなくなる

猫は本来、狩りの時以外は休息して体力を温存するため、ある程度の「無関心」な状態はよくある行動です。

しかし、呼んでも目を向けない、返事をしない、なでても反応しない、なでられることを避ける、ゴロゴロと喉を鳴らさなくなるなど明らかに反応が鈍くなる場合は、気力がわかず、外の世界への興味が薄れてしまっている状態です。

おとなしい猫でも、飼い主との関係では何らかのコミュニケーションを取りますが、ふだんなら反応するはずの音や動きにも反応しなくなるのは、うつ状態の初期に見られることがあります。

自宅でできる愛猫のメンタルケア

頭をなでられる猫

猫に元気がないと感じたら、まずは身体的な異常がないか獣医師に相談しましょう。元気がなくなる、無反応になるなどの様子は、病気や痛みによるものの場合もあるため、自己判断しないことは重要です。

おうちでは猫が元気になるまで、できるだけ環境を変えないように努めましょう。飼い主の長時間不在やイレギュラーな来客などは、猫の精神的な負担になることがあります。

うつ状態では食欲が落ちることもありますが、ふだん通りの食事を用意することが基本です。「ごはんの時間」というリズムを保つことで、空腹感や生活の安定感を取り戻せるからです。ただし、なかなか食べない場合は、嗜好性の高いものをトッピングしてみるなどの工夫も必要です。

同時に、水分補給に関しては積極的にアプローチしてください。脱水状態になると、身体的な影響からさらに心の不調を悪化させるおそれがあります。お水を飲まないときは、嗜好性の高いスープや水分の多いペースト系のおやつなど、お好みに合わせて工夫しましょう。

猫によって性格はさまざまです。そっと見守るのが安心する子もいれば、そばに座って声をかけることで落ち着く子もいます。猫の性格や好みに合わせて、無理のない距離感で接することが大切です。愛猫のメンタルケアは、性格をよく理解している飼い主さんが一番の頼りなのです。

まとめ

うつむきがちな猫

毎日見ている愛猫なら、多くの飼い主さんはその異変に気づくことができるでしょう。毛づくろいの頻度、食事への関心、まわりへの反応など、ふだんの行動パターンを把握しておくことで、いつもと違う様子を早期に発見できます。

ストレスや環境の変化に対する精神的な負担は、それぞれ猫によって異なります。そのため、マニュアル通りの対応はあまり意味がなく、その子の性格や好みに合わせる必要があります。食事や遊びを無理強いせずに、愛猫を理解することと適切な対応をすれば十分です。

動物の精神科(行動診療科)に特化した獣医師は全国でも少なく、猫の精神疾患を診断するのは容易ではありません。しかし、猫に用いられる抗うつ薬やサプリメント、環境整備や行動治療などによって、心のケアが可能な場合もあります。

心の不調を放置すると、食欲の低下や無気力状態が長引き、健康にも悪影響を及ぼすことがあります。いつもと違う様子が数日続く場合は、早めに動物病院で相談し、同時におうちでのサポートも忘れずに行いましょう。


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