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猫が『隠れやすい場所』3つとその理由 入り込んでほしくない場所への対策も


1.狭い場所

袋の中から見上げる猫

猫は狭い所が好きです。さすがに体のサイズに合わないのではないかと思うような小さな箱に入って、とても満足そうにしていることがありますね。

これは、野生時代の名残で、外敵に見つかりにくい狭い場所が猫にとっては安心できるからなのです。また、獲物を捕らえる際には、狭い場所に隠れて待ち伏せすることがありました。

また、単に好奇心から狭い場所に入りたくなってしまう、ということもあるようです。

家の中では、ソファやベッドなどの家具の下が、猫が入りやすい場所です。テレビの裏やピアノの裏などにも、よく隠れていることがあります。

2.暗い場所

棚の中の猫

薄暗い場所も、野生時代に身を潜めていた穴蔵に似ているので、猫が好む場所です。

室内が電気の明かりや太陽光でまぶしい時も、落ち着いて眠れる場所を求めて暗い所に入りこむことがあります。猫の目は光を感じやすくなっているので、暗闇でもわずかな光があれば物を見ることのできます。

押し入れやクローゼットの中は特に好きなようで、衣類や布団が暖かく柔らかくて心地良いのでしょう。

飼い主の布団にもぐって一緒に寝る、という猫も多いですね。

3.高い場所

カーテンレールの上の猫

(猫がいないなあ…)などと探していると、冷蔵庫や棚の上など高い場所から見下ろしていた、ということがありませんか。また、カーテンレールやエアコンの上にいることもあります。

猫が高い場所を好むのも、野生時代の名残からです。その時代は、高い場所から自分のテリトリーを見回して、安全を確かめていました。

猫にとって、高い場所にいることで自分の身を守ったり、獲物を見つけやすくすることができるのです。

猫に入り込んでほしくない場所への対策

洗濯機の中の猫

上記で紹介した以外にも、猫が隠れたくなるような場所があります。

洗濯機もそのひとつ。狭くて暗い場所なので、隠れるにはもってこいなのです。居心地が良くて眠ってしまうこともあるでしょう。

しかし、猫が入っていることに気付かず、洗濯機を動かしてしまったら…。当然大きな事故につながりかねません。ドラム式では閉じ込めに注意が必要です。

猫の事故への対策として、洗濯機などは普段から蓋を閉めておくようにしましょう。

根気は必要ですが、入ってほしくない場所に近づかないよう、しつけることもできます。猫に「ここに近づくと嫌なことが起こる」と学習させるのです。例えば、霧吹きで水をかけたり、大きな音をたてたりすることで、猫に「イヤな場所」と覚え込ませます。

この時、それをしているのが飼い主であることを悟らせないよう注意して下さい。なお、大きな声で叱ったり、叩くのも絶対にダメです。「飼い主は嫌なことをする人だ」と覚えてしまうからです。

まとめ

ソファの下から見つめる猫

猫は隠れることが得意です。猫にしてみれば、居心地が良いのでそこにいるだけのことかもしれませんが、いなくなったかとヒヤッとすることもありますよね。

猫が見当たらなかったら、猫が好む「隠れやすい場所」を探してみて下さい。でも、気持ち良さそうに眠っていたら、そっとしておいてあげて下さいね。


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