「猫は副作用のないクスリ」。見るだけ、いるだけ、触るだけで癒されてしまうまさに生きるサプリメント。
そんな愛すべき猫ですが、どうやらおよその猫は性格がうちの子と違うらしい。もしかして、こんな天使のような猫はうちの子だけ?
どうでしょうか。猫の性格。昔から猫はツンデレ、と言われますが、それよりも多い猫の性質があるようです。
動物行動学者が100人の猫の飼い主さんにアンケートを取った結果、実は猫に多い性格があることがわかりました。
あなたの愛猫ちゃんも当てはまるかも?一体それはどんな性格なのでしょうか?
■臆病な性格100匹中47匹
「あなたの家の猫の性格を一言で言うとどんな性格ですか?」というアンケートを取ったところ、回答してくれた100名の飼い主さんのうち、一番多かった答えが、この「臆病な性格です」というコメントでした。
「雷の音や、何か見ているときに手をたたくと、すごい勢いで物陰に隠れてしまう。」
「知らない人が家に来ると後ずさりして逃げます。」
「家族の人以外の前には絶対に姿を現しません。友人から幻の猫、と言われています。」
などなど、実は臆病だという猫はかなりいるようです。
■甘えん坊の猫100匹中25匹
「人がいないと寂しくてすぐ鳴きます。人の後をくっついて来るのはもちろん、人と同じベッドでいつも寝ています。」
「留守番をさせるとずっと鳴いているようです。」
「よく抱っこをせがみます。べったりと家族の誰かの体に密着させるのが大好き。家族全員洋服は猫の毛だらけです(笑)」
猫の性格は子猫時代の生育環境が影響するといいます。このように人間にべったりの甘えん坊の猫は、きっと生まれた時から人と一緒に暮らしていた猫ではないでしょうか。
猫は生後8週間は母猫とべったり過ごすことが望ましいと動物愛護法でも謳われています。子供時代にしっかり愛着関係を学んだ猫は、人を信頼し、甘えて過ごす可愛い性格になるそうです。
■わがままな性格100匹中15匹

猫はツンデレ。私が一番多いと思った猫の性格はこの「わがまま」でしたがまさかの3位。
「寄り添ってきたので抱っこしようとすると、すぐにそっぽ向いて逃げてしまいます。」
「お気に入りのフードばかり食べたがります。」
「一度手のひらでフードをあげたら、すっかり気に入ってしまい、器にいれても食べません。」
「おなじみ、パソコンの上で昼寝、新聞紙の上でダイブは日常茶飯事です。」
猫がわがままで困る、という飼い主さんはむしろ少数。猫はわがままな生き物、という認識が定着しています。
■犬のような性格100匹中7匹
これは最近の傾向かもしれません。猫なのに、まるで犬のようにフレンドリーな性格の猫が、じわじわ増えていると思いませんか?
「主人が仕事から帰って来ると、ドアが開く前に玄関に走っていきます。ひっくり返ってお腹をみせるのはお約束ですね。」
「うちのミミは野良猫だったのに、全然人見知りしない性格です。猫なら大嫌いなはずの動物病院でもおとなしくて有名。獣医の先生にも診察がしやすいと褒められます。」
性格が社交的な猫は確かにいます。怖がらない、大胆で勇気のある猫は、まるで犬のようだと思われるのかも。
さらに子猫のときから犬と一緒に生活している猫の場合、犬がフレンドリーな性格だと似たような行動をすることがあるそうです。
■凶暴な性格100匹中6匹
「他人が来ると姿を隠すのですが、一部の人には追いかけて言って噛み付くので隔離しています。」
「猫の近くを通ると必ず手や足に噛み付いてきます。ちょっと凶暴な性格かも」
猫が理由なく人を攻撃することはまずありません。その人が怖い、嫌なことをされた、獲物っぽい仕草をするなど、何か必ず理由があるはずです。
あるいは子猫のときから飼い主さんが甘噛みを許したり、手足にじゃれつくのを習慣にしていると、遊んでいてついスイッチが入って暴走することはあります。
■最後に
いかがですか。実は猫に一番多いのは「臆病」な性格のようです。我が家の愛猫は廊下で堂々とヘソ天で寝る甘えん坊。毎朝体をべったりくっつけるハグはお約束です。
しかし子猫の時から犬と一緒に暮らしていますが、犬と仲良くすることはできません。猫によってやはり性格には個体差があるようです。
この他にも、「どんくさい」「おしゃべり」「1匹狼タイプ」といった意見もアリ。果たしてあなたの愛猫はどんな性格だったでしょうか?