最近世界でも大人気だというピコ太郎。一度聞くと忘れられないPPAPですが、これのネコバージョンがとっても可愛い!皆様もうごらんになりましたか?
ペンとアポーとネコを合体させたら何になるのか?色んな人が色んな物と合体させていますが、私はこちらのネコバージョンが秀逸だと思います。ご紹介しましょう!
☆ピコ太郎のPPAPのネコバージョン(笑)
それでは今度は真面目な話。とっても犬猫にとっては大事な話です。これは今年一番の快挙と思われる情報をご紹介しましょう。
☆犬・ネコつめ込み飼育が規制へ
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これは2016年10月30日の朝日新聞の1面に掲載された記事。朝日新聞が犬や猫の記事で1面を飾ったのは、私が知っている限りこれが初めてではないでしょうか。
この記事によると、犬や猫を劣悪な環境で飼育・展示するブリーダーやペットショップが問題となっているため、環境省が今年度中に「飼育施設規制」の導入を目指して検討会を立ち上げる、と言うもの。
皆様ご存知の通り、欧州先進国では(特にドイツ)犬や猫に関する厳しい環境規制があります。犬や猫を飼育するためのケージは必要な広さを具体的な数値で規制されていますが、今まで日本ではそうした規制が「一切」ありませんでした。
2016年の調査によると、ブリーダーによって繁殖のために飼育される犬は国内で推定23万匹。その70%がケージ(とても狭い)で飼われています。
環境省ではすでに有識者に聞き取り調査を開始しているそうです。
☆犬のケージは1辺が2メートル以上
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この環境省の動きに対し、ペット業界では警戒感を高めています。2016年2月にできた新団体「犬猫適正飼養推進協議会」(会長はペットフード協会会長の石山恒氏)は、
「ドイツよりも規制が緩やかなイギリスの規制が導入されても、大型のケージに変更するには1ケージあたり、1万5千円かかる。」
と語っていました。ちなみにドイツでは「犬のケージは1辺が2メートル以上」「室内で飼育する場合は窓が最低でも室内面積の8分の1なければいけない」などの細かい規制があります。
ドイツではペットの飼い主になるには厳しい審査があります。そのペットに適した家の大きさに住んでいるか、ペットが病気になったら通院させられる経済力があるかなど、数々の審査をクリアして晴れて飼い主として認められます。
誰でもペットを飼う資格が持てるわけではありません。しかも犬を飼った場合は年間で1万円程度の「犬税」も払わなければなりません。
それでも犬を飼う人が絶えないのは、それだけ犬を「かけがいのない相棒」だと思っているからです。それだけペットを愛しているからです。決してペットは「愛玩動物」ではないのです。
この規制が日本で導入されれば、流通できる仔犬や子猫の数が減ってペット業界は大変でしょう。設備投資にはおよそ17億円かかるとも言われています。
しかし私は保護犬のボランティアをしているので、今までずっと劣悪な環境で多頭崩壊させてきたブリーダーの状況をはらわたが煮えくり返る思いで見てきました。この規制、1分でも早く導入して欲しいです。
「ネコが幸せに暮らす国は、人間も幸せだ」
と語った人がいました。私も本当にそういう国に暮らしたいと思っています。