なんとなく寄り道するとそこには...
よろめきながら近づいて来た子猫
「小さくて汚れた子猫がかすれた声で鳴きながらよろよろと寄ってきたの。あまりにも酷い姿だったから見ていたカフェのスタッフがため息を漏らしていたわ」とHanzoさん。出典:http://www.lovemeow.com/kitten-hobbles-up-to-woman-lets-out-a-silent-meow-for-help-she-brings-the-kitty-back-from-the-brink-2495007324.html
こちらがその酷い姿と言われた子猫です。
確かに痩せっぽちで顔も体もお世辞にも綺麗な状態とは言えません。
きっと一人ぼっちで食べ物にもありつけず、体力を消耗していたことから足元がおぼつかない状態だったのでしょうね。
さて、お友達に会うつもりで家を出たHanzo さんですが、出会ってしまった子猫をこれからどうするつもりなのでしょうか？
友達にはいつだって会える。でもこの子は...
Hanzo さんはすぐに友人に事情を話し予定を無しにしてもらうと、子猫を連れて帰りました。出典:http://www.lovemeow.com/kitten-hobbles-up-to-woman-lets-out-a-silent-meow-for-help-she-brings-the-kitty-back-from-the-brink-2495007324.html
「脚に力も入らないし、体はタールみたいな黒いもので汚れてるし、呼吸も辛そうで目ヤニも酷かったし。状態が悪いのは一目瞭然だったわ」とHanzoさん。
自身も猫好きで２匹の猫と暮らしているHanzoさんが、子猫を放置するはずなんてありませんね。
お顔がとっても汚れていて素顔が今一つ分かりにくい子猫ちゃん。
タールのような黒いものの正体はネズミ捕りに使われるトリモチ(害虫捕獲装置などに使われる粘着剤)だったようです。
この手の汚れを落とすにはサラダ油が力を発揮しますので、覚えておくと便利かもしれませんよ。
ぐったりと横たわる子猫
キャットフードをがっついた後、子猫は床に倒れてしまいました。Hanzo さんはすぐに最寄りの動物病院へ子猫を連れて行き、2日間の入院を余儀なくされました。しかし子猫の容態は上向かず、獣医は半分諦め気味でしたが自宅で給餌することをHanzoさんに勧めました。出典:http://www.lovemeow.com/kitten-hobbles-up-to-woman-lets-out-a-silent-meow-for-help-she-brings-the-kitty-back-from-the-brink-2495007324.html
「クーパー(子猫)はただ横になって脚は硬直してたの。心が折れそうになったけど、脚に感覚があるか確かめたくてマッサージしたり動かしたりしてみたの」とHanzoさん。
ご飯をしっかり食べられるのは良いサインですが、まるで無気力で自分の脚で立ち上がろうとしないのは決して良いサインとは言えません。
もちろん、Hanzoさんに保護されるまで小さな体で大変な苦労をしてきたクーパーですから、疲れがどっと出てしまうのも無理はないのですが、せっかく助けたのにこのまま逝ってしまうのではないかという状態が続くと、さすがに心も折れそうになりますよね。
果たしてクーパーが復活する日は訪れるのでしょうか。
私は諦めたくない！
「マッサージを15分続けたところで、脚が少し動いたの。それから彼を抱き上げて水飲みボールのところに連れて行くと自力で飲んでくれたの。やった！って思ったわ」とHanzoさん。出典:http://www.lovemeow.com/kitten-hobbles-up-to-woman-lets-out-a-silent-meow-for-help-she-brings-the-kitty-back-from-the-brink-2495007324.html
それからHanzoさんは脚のマッサージを続け、一日中水分補給も欠かしませんでした。すると翌朝、自分の脚で立ち上がろうとチャレンジするまでになったのです。
「その瞬間『もう大丈夫』って思ったわ。食欲もあるしね」とHanzoさん。
こちらは保護当初のクーパーと、数日後のクーパーのビフォーアフターの様子です。
汚れていたお顔はすっかり綺麗になり、目ヤニもずいぶん楽になったように見えますね。
あの汚れた被毛の下には、こんなに愛らしい素顔が隠れていたんですね。
そして自分の脚でしっかりと立ち上がろうとするその精神力にHanzoさんは希望を見出したのでしょうね。
ここまでくれば、きっと元気になれるはずです。
元気になり、そして新しい出会いが…
