「間違えた」と言いたい時に、真っ先に頭に浮かんでくるのはこのフレーズではないでしょうか。
I made a mistake.(失敗した)
しかし何か失敗したとき、私たちはその場の状況や心理状態によって「ミスった」「しくじった」「やってしまった」なんて色々な日本語表現を使いますよね。
それは英語でも同じです。今回はカジュアルな表現を中心に、ミスしたときに使える英語フレーズを紹介していきます。
ミスしたときに使える英語表現まとめ
I made a mistake. 「間違えた」
冒頭でも紹介したこちらのフレーズは、一番オーソドックスで比較的冷静なニュアンスの表現です。make a mistakeは「間違える、失敗する」という基礎表現なので覚えておきましょう。
【例】
A: I made a mistake at work.
「仕事で失敗してしまった」
B: No worries! I believe things will work out.
「心配しないで!どうにかなるよ」
I messed up. 「ミスった」
mess upは「めちゃくちゃにする、台無しにする」という意味の句動詞ですが、そこから転じて「ミスった、失敗した」ときにも使われる口語的な表現です。
【例】
A: I really messed up on the exam yesterday!
「昨日の試験は本当にミスっちゃったよ」
B: Never mind. Cheer up!
「気にしないで。元気出して!」
I screwed up. 「やっちゃった」
こちらは先ほどのmessed upに比べ、よりカジュアルなフレーズで、「なんてバカな失敗をしてしまったんだ…」というニュアンスが含まれます。留学中に、ネイティブがフランクな会話でよく使っていたのを覚えています。
【例】
A: How was your date last night?
「昨夜のデートはどうだったの?」
B: Don’t ask about it. I screwed up…
「聞かないでくれ。ダメだったんだ…」
I fucked up. 「やっちまった」
こちらはF ワードが入っていることからも分かる通り、汚い表現になりますので、使うときはくれぐれも注意してください。fuck upは「しくじる、めちゃめちゃにする」を意味するスラングです。上記二つのフレーズと合わせて、「messed up→screwed up→fucked up」の順にカジュアル(汚い)表現となります。
【例】
A: He completely fucked up our plan.
「あいつがガチで俺たちのプランを台無しにしやがったな」
B: I can’t put up with that!
「我慢できねえよ」
I brew it. 「ドジった」
blewは「吹き飛ばす」という意味のblowの過去形ですが、I blew itのような使い方をする場合、ほとんどが「(それを)吹き飛ばす」ではなく、「ドジった」「ミスった」という意味になります。「上手くいっていたことを吹き飛ばす→失敗する」と考えれば覚えやすいのではないでしょうか。
【例】
A: I have a crush on someone and I’m going out with her tomorrow.
「明日は好きな子とデートするんだぜ」
B: Seriously? Don’t blow it!
「マジで?ドジるなよ!」
I did it again. 「またやっちゃった」
これは文字通り、「またやってしまった」という意味なのですが、ほとんどの場合、過去の失敗や過ちを指して「また失敗しちゃったよ」という感じに使われます。ブリトニー・スピアーズのヒット曲「Oops!…I Did It Again」にもなっているように、Oops!やOh no!などを前につけて一緒に用いられることが多いです。
Oops!、Oh no!は「しまった」を意味する感動詞なので、まずは何か失敗したときにこれらが自然に出てくるようになれば、ネイティブに一歩近づけますよ!
【例】
A: Oops! I did it again…
「しまった!またやってしまった…」
B: These things happen.
「そういうこともあるさ」
「ちぇっ!」「クソ!」イラダチを表すその他の感嘆詞や一言表現
先ほどのOops!やOh no!と同様、何かミスをしたときに、とっさに出る英語表現を紹介します。以下の表現は、ちぇっ!クソ!まずい!しまった!を意味する感嘆詞ですが、どれもあまりキレイな英語ではないので注意が必要。
また、ネガティブな場面では上記のようなネガティブな意味になりますが、ポジティブな場面で使えば「すげー!ワオ!」のようなイイ意味にもなるので、なかなか使いこなすのが難しい表現です。いずれにせよ、親しい仲間内だけで使うようにしましょう。
Shit! / Shoot! / Damn it!:くっそ!
映画などでも「シット!」や「ダミット!」と言っているのを見たことがありませんか?失敗した時のとっさの一言でよく使われます。
Holly shit! / Holly crap!:「くそったれ!」
こちらもシットと同じように使われます。ちなみに”crap”は「ごみ・がらくた」と言う意味です。
「やっちゃった」を英会話で使えるとネイティブっぽく話せる!
いかがでしたでしょうか。
日本語と同様、英語でも同じ意味を伝えるのに、表現や言い方は多数あり、使える表現の幅が広がるほど言語は面白くなるものです。
人間生きていれば、日々たくさんのミスをするので、今回ご紹介したフレーズは必ず役に立つことでしょう。(失敗しないのが一番ですが…)
映画や海外ドラマなどでもこれらのフレーズはよく使われているので、注意して聞いてみてください。そして実際にどのような場面でどのように使われているのか、細かいニュアンスも掴んでいってくださいね。