”英語ができる”一つの基準として、今だに”TOEICのスコア”が転職や昇進において重要視されていることも事実です。そこで今回は、私が実践した”TOEICで大幅なスコアアップさせることができる勉強方法(370点→800点)”をお伝えします!
TOEICスコアが370点から800点までスコアアップした時の勉強法
リスニング対策
1. TOEICで大幅なスコアアップを目指す!リスニング力を上げる方法
私が行った方法は、最初からTOEIC対策の勉強をするのではなく、”基礎英語力をつけてからTOEICテストに向けての勉強をする”、というものでした。それにより、いきなりTOEIC自体の勉強をするよりもずっと楽にTOEICの勉強をすることができましたし、結果的に点数を800点まで伸ばすことができました。今回、その方法を皆さんに伝授します。
TOEIC対策の前に英語の基礎リスニング力をつける
まずは、基礎リスニング力をつけましょう。私がTOEICで370点時点では英語の音声の単語単語を拾い、内容を推測するレベルでした。そこから脱却するため次の方法を行いました。
英語の基礎リスニング力を上げるために、映画やドラマを繰り返し見続ける。
リスニング力を上げるには、とにかくネイティブの英語を耳にすること。TOEICのテキストなどにリスニングのCDなどついていますが、映画・ドラマを見てリスニング力を伸ばした方が、ナチュラルな英語で話されているため、高得点を狙いやすくなります。
勉強方法:
- まずは日本語訳で映画をみて内容をさらっと理解する。
- 内容を理解したら、英語字幕に変える。どのように英語では言われているのか聞き取りの練習。
(ここをかなり繰り返しました。目で読みながら英語を聞くので、リーディングにも結果結びついていました。) - 英語字幕を外してみる。聞き取れなかった部分は英語字幕で何を言っていたか確認。2と3の繰り返し。
時間のある時は映画、あまり時間が取れないときはドラマ、と繰り返し見続けました。自分が好きな映画・ドラマをみることが繰り返し続けられる秘訣です。
同じ映画に飽きてしまった時は、違うものをみたり、ドラマを観たりと、気分転換しながら毎日続けると、半年でリスニング力は大きく変わります。
映画や海外ドラマを観るなら、huluという月額980円(税抜)で見放題になるサービスがおすすめです。
英語を耳に慣らすためにPODCAST、ラジオや動画など、毎日通勤中などのスキマ時間に英語を聞く
リスニング力を上げるために、スキマ時間を使って耳に英語を慣らし続けましょう。日本語が日常が溢れている中、通勤中はとても貴重な英語勉強の時間でした。他にも家事や待ち時間などスキマ時間って生活を見直してみると結構あるもの。ボーっとするくらいなら英語を聞く習慣を身に付けてしまいましょう!
毎日聞くのにおすすめなのは、
1.Podcast
-iTunes Storeからダウンロードして聞くことができるアプリなのですが、様々な番組がエピソードを更新しています。英語勉強のための番組などもたくさんありますので、是非お気に入りを探してみてください。
おすすめの番組は、All Ears English Podcast。(過去記事でも紹介しています。)二人のDJが様々な場面を想定して、英語を教えてくれます。また、ナチュラルなスピードで話してくれるので、リスニング強化になるでしょう。
-様々な職種の人々がプレゼンテーションを15分前後で行う番組です。プレゼンテーターが話している表情や、たまにスライドショーなどもでてくるので、聞いているだけよりも、頭に入りやすいので、よく活用していました。
大事なことは、毎日聞き続けること。英語に耳を慣らし、”英語を日常生活の一部”にしていきます。
リスニングの基礎ができてきたら…
基礎リスニング力がついたら、TOEICテストに向けてのリスニングの勉強を始めます。私が使用していたテキストは、「TOEIC(R) TESTリスニングスピードマスター」です。
ジェイ・リサーチ出版
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TOEIC(R) TESTリスニングスピードマスターのおすすめポイント
・問題を解く上での注意点やコツが細かく書いてあるので、問題の性質を知ることができる。
・ひっかかりやすい問題なども教えてくれるので、事前に準備してTOEICに臨むことができる。
・よく出題される単語やフレーズも記載されているので、同時に単語やフレーズを増やすこともできる。
・テキストの問題用のCDと、リスニング・セクション(全100問)1回分の模擬試験がつく。
付属の模擬試験を含め、聞こえて意味がスラっと入るようになるまで、解きました。
リスニングを受ける上でのポイントは、必ず問題が読まれる前に、設問を確認すること。これを確認しているだけで、どこを集中して聞けばいいのか、準備して臨むことができます。
リーディング対策
私は特にリーディングが苦手だったので、リスニングで英語に慣れたところでリーディングの強化をしました。最初から不得意なものから始めると、挫折する率が高いからです。これも初めからTOEICテキストのリーディングセクションを勉強するのではなく、自分のレベルにあった本、そして興味あるものを読んでいきます。
TOEICでリーディング力を上げるために、英語の本を読むときのポイント
読むときは、わからない文章でも一通り読んでから単語を調べて、もう一度その文章を読むようにしました。そうすると、単語を全部知らなくても、内容を把握する力がつきます。
おすすめはELT Books。様々なジャンルの本が対象年齢や言語(American EnglishなのかBritish Englishなのか)別に詳しく紹介されています。自分にあうレベルや種類、興味があうものから読んでみましょう!
オーディオブックで英語のリーディング力もリスニング力も上げる!
また、リーディング力とリスニング力をセットで身に付けたい方は、オーディオブックがおすすめです。
オーディオブックを聞きながら本を読むことで、読むスピードがかなり上がりますし、リスニング力も同時に鍛えることができて一石二鳥です。
おすすめのオーディオブックはこちら。「きっと星のせいじゃない。」というタイトルで映画にもなってました。
本とオーディオブックでリーディング力・リスニング力が上がり、映画では自然な英語表現も身に着くので、映画・本・オーディオ本、すべて発売しているものを選ぶと勉強しやすいでしょう。
TOEICテストに向けての対策
基礎リーディング力がついたら、TOEICテストに向けての勉強を始めます。
リーディングでは、スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディングというテキストを使用しました。
桐原書店
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スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディングのおすすめポイント
・解答へのプロセスが事細かに記載してあるため、問題への理解を高めてくれる。
・「エンジニアの求人広告」「研修案内の社内回覧」など題材別の問題が記載されているためが自分が勉強したい題材を選んで、ピンポイントで勉強することができる。
・問題を解くコツが多く記載されているので、テスト本番に直結した勉強ができる。
・問題集だけでなく模擬試験の解説も充実している。
勉強方法:
・一通りテキストの問題を解いてみる。(答え合わせ・解説を読みながらの復習も行う)
・苦手な題材や、間違えが多かった部分を集中的に繰り返し解く。
・もう一度一通りテキストの問題を解き、苦手な問題が確認。
・模試試験を解いてみる。
点数がある程度上がると、文章は読めるが点数が上がらない…という迷路にはまってしまうことがあります。その際にこのテキストは、TOEICテスト自体の問題の傾向や癖を”解答へのプロセス”として教えてくれるため、点数アップに繋がりました。
英文法も基礎を固めることが大事
文法力はリーディングにもリスニングも必要な項目となっていて、ここがしっかりしていないと高得点を狙う際に、とても苦労します。
そんな中、ネイティブにもおすすめされたのがCAMBRIDGE出版の、Grammer in Useシリーズ。説明を含め、すべて英語で書かれているのですが、とても簡単な説明と絵が必ずついているので、理解しやすさが特徴です。本のレベルも様々ありましたが、私はEssential Grammer in Useというビギナー向けの本を使用しました。
Cambridge University Press
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- 勉強方法
理解していない、と思うところのセクションの、例題文をまず声に出して読む - 1のセクションの問題を解く
間違えたところは、何故間違えたのかを確認し、声に出しながら書く - 声に出して使い方を覚えることによって、文章がどのように作られているかの法則が、体に染みついてきます。
間違えたところは、何度も繰り返し声に出して読みました。声に出して読むときのコツは、ただ読むだけではなく、その文章がどういう場面かを想像しながら読むことです。より頭に入りやすくなるでしょう。
3.TOEICの各パートを解く力を上げて、模擬試験で腕試し!
リーディング・リスニングでそれぞれ力をつけたら、TOEICの模擬テストで勉強しましょう。模擬テストで勉強する際のポイントはこちら。
- 模擬テストを行う。最初の自分のレベルを見ておく。間違えたところは解説を見て確認。もう一度解きなおす。
- テキストを1周行う。間違えたところは、なぜ間違えたかを確認する、わからない単語などもチェック、声に出しながら文章を読むと、イディオムなどは覚えやすい。
- テキストで間違えたところだけ解きなおす。なぜ間違えたかを理解するまで続ける。
- 2個目の模擬テストを行う。
- 自分が理解していない項目を分析し、テキストでそこを繰り返し行う。
- 3個目の模擬テストを行う。
おすすめのテキストはこちら、TOEIC(R)テスト 究極の模試600問です。
模擬3回分・リスニングCD・そして解説がついていて、これ一つで網羅できる内容となっています。
アルク
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この教材の模試試験は、各回とも100名以上のモニターを集めて、内容や難易度を検証して作られていて、リーディングとリスニングを各々予想スコアが出るようになっています。
すべての問題がタイプ別で分かれていることにより、自分の理解しているタイプ・理解していないタイプがわかるようになっています。なので、どこを強化して勉強すればいいかがよくわかります。
TOEIC本試験向けのテキスト選びのポイント
・十分な解説がついているか
解説がないとなぜ間違えたか理解できない・または理解するのに自分で探すなどで時間が掛かってしまいます。答えだけみても、なぜその答えになるのか理解しなければ、同じ間違いを繰り返します。
・発行日は最新か
テキストは最新(発行から2年以内)のを選びましょう。TOEICの問題はの出題傾向は年々変化しています。古いものだと傾向が違うため、出題傾向を網羅できていないこともあるので注意して選んでください。
・模擬テストがついている
模擬テスト付きのテキストがおすすめです。ついていない場合は模擬テストを別で購入してください。
「TOEICテストは慣れ」とも言われています。高得点をとるには、基礎英語力を身に着け、問題を繰り返し解くことが大事だと思います。是非、皆様にも以上の方法を試して頂ければと思います。
以上、いかがだったでしょうか?勉強している時は、本当にこれで大丈夫なのか、近道はないのか…と気が遠くなることもあると思いますが、私は今このレベルまで来た時点で振り返ると、この方法をとってよかったと、心から思います。
TOEIC初心者でもやれば必ず効果はあるはずなので、ぜひ試してみてください!