憧れの海外就職を実現するために、避けて通れないのが面接(インタビュー)。上手く書類審査を突破でき、面接に呼ばれたものの、英語での面接は緊張する……。今回は、海外の面接で聞かれやすい質問とその対処法についてご紹介します!
英語面接で聞かれる質問に答えるための3ステップ
ステップ1: 海外の面接はとってもフランク。Hi, how are you?でまずは緊張をほぐそう
海外で面接は日本とは違い、最初からとてもフレンドリーで気さくな場合がほとんど。まずはお決まりのHi, how are you today? から始まり、天気の話やその日のニュースなど世間話からスタートします。面接官もニコニコしている人が多く、「ザ・面接」といった堅苦しい雰囲気は皆無です。気軽なあいさつで、緊張をほぐしましょう!
ステップ2:まずは自分の経歴と志望動機を説明
世間話がひと段落したら、いよいよ面接スタート。まずは面接官から今回募集しているポジションの業務内容について、簡単な説明を受けます。その後、まず最初に質問されるのが、
Tell me about your self. Why did you apply for this position?
(あなたについて教えてください。どうしてこのポジションに応募したのですか?)
です。海外生活10年目、受けた面接は優に80を超える私の経験上、ほぼ9割は最初にこの質問が来ると思って間違いありません。落ち着いて、自分のバックグラウンド(どこでどのような仕事をしてきたか、今までの職歴をどう生かすことが出来るのか)を説明しましょう。今回のポジションのこういう点に興味がある、やってみたいと感じたなど、応募の動機も忘れずに。
ステップ3:聞かれると厄介、「こういう時あなたならどうする?」シチュエーション問題
意外と聞かれることが多いのが、「仕事で困難に遭遇した時、あなたはどのようにそれを解決しますか(しましたか)?」という質問です。慣れない間は、私もこの質問にはいつも面食らっていました。
ここで大切なのは、いかに具体的にシチュエーションを示して相手を納得させられるか、です。自分の現在働いている、あるいは過去に働いていた職場での仕事から、例を持ち出し、それがどういう状況で、どのように行動することで、どういう結果が出たか、を起承転結を明確にして説明する必要があります。
例えば、
「How would you complete your tasks if the deadline is moved up?」
(締め切りが急に早まった場合、あなたはどのようにして自分の仕事をこなしますか?)
と質問された場合、私なら、過去語学学校で働いていた時の例を持ち出してこのように答えます。
I will check the exact deadline first and prioritize each work I have been engaged with.At my previous work, I was handling payments and issuing confirmation letters for visa.In most cases, this process was required to complete within a couple of hours.So I always paid attention to the expire day of visa and prioritized my work.As a result, I could deliver prompt services to my clients and they were more than satisfied with this.
(私ならまず正確な締め切り日を確認して、仕事の優先順位をつけます。以前の職場では支払いとそれに伴ってビザに必要な証明書の発行を担当していました。ほとんどの場合、この一連の作業を数時間以内に完了させる必要がありました。私はいつもビザの有効期限をチェックし、自分の仕事の優先順位を決定していました。結果として、素早い対応をクライアントに提供することが出来、喜んでもらえていました。)
なかなか想像で答えるには難しい質問なので、自分の過去携わった仕事の内容から思い当たる場面をピックアップするのが良いでしょう。実際自分が経験したことなので、説得力も強まりますよ。
また、英語では具体的に答えることが絶対条件。日本語のようなあいまいさや抽象的な表現・言い回しでは相手が??となってしまいます。はっきり言い切るようにすることがポイントです。
以上、いかがだったでしょうか?海外で就職をしたい方は避けて通れないJob Interviewですが、よくある質問はしっかり準備して、面接を楽しむ気持ちで臨んでください!