似た形の表現で”few”と”a few”、”little”と”a little”ですが、それぞれaが付くかどうかで意味が全く変わってきます!紛らわしいですが英会話でも頻出の表現なので、意味の違いと使い分けのポイントをおさえておきましょう。
“few”と”a few”は似てるが意味はぜんぜん違う!
【ストーリー】
学校で友達ができたか心配している様子のホストファミリーに大丈夫というつもりで返したのに、なぜか余計に心配された?
「few」 と「a few」の違いは「a」があるかないか。でも「a」の有無で全く異なる意味になってしまいます!
“few”と”little”の意味の違いと使い分けポイント
“few”と”a few”の違い使い方
- I have few friends. 友達はほとんどいません。
- I have a few friends. 友達は多少います。
どちらの文も、友達が少ないことには変わりませんが、イメージとしては、「few」の場合、「少ししかない」と否定のニュアンスが強く、一方「a few」は「少しだけある」という肯定のニュアンスが強いのです。「a few」というのがどれぐらいの数なのか曖昧な表現ですよね。これは日本語の「多少」と似ているかもしれません。
あと、注意する点は、few、a fewの後ろに置く名詞は数えられる名詞(加算名詞)のみで、名詞は常に複数形となります。なので「友達」は1人2人と数えられるので、fewが使えるというわけです。
また、fewを使った表現で
- not a few
- quite a few
も「たくさんの」という意味で、ほぼ「many」と等しいです。「not」や「quite(かなり)」という単語で、数がいきなり増えてしまうというのはなんだか不思議ですが。
“little”と”a little”の違いと使い方
数えられない名詞(不可算名詞)につける「little」 と「a little」でも同じことが言えます。
- He drank little water. 彼は少しも水を飲んでいなかった。
- He drank a little water.彼は少しだけ水を飲んだ。
だいぶ意味が違いますね。「little」は「少ししかない」となり、「a little」は「少しはある」という意味です。ニュアンスはfewとほぼおなじですが、こちらは後ろに来る名刺が数えられないものだけに使えます。この場合は「water」という液体なので、数えられないものが来ていますね。
以上、いかがだったでしょうか?紛らわしい表現ですが、コツを理解すればもう間違えなくなるものです。この機会にしっかりポイントをおさえておきましょう!