今や脳トレのジャンルで定番の「難読漢字」。難しい程、読めた時の達成感があるものです。例えば「瑞西(スイス)」「奉る(たてまつる)」などのように、今回は読めそうで読めない厳選した難読漢字を5つご紹介いたします。ヒント付きのクイズ形式なので、ぜひ楽しみながらチャレンジしましょう。頭を柔軟にして、全問正解を目指してくださいね。
【1】侍る
「侍る」は何と読む?
【ヒント】侍るの意味は、世話をしたりするためにそば近くにひかえていることです。は〇る。「は」から始まる3文字の言葉といえば?
答え:侍る→はべる
「侍る(はべる)」の送り仮名を変えると、漢字一文字で「侍(さむらい)」、「侍う(さぶらう)」と読みます。また「侍」を使った言葉には、手紙で宛名の左下に書き記して敬意を表す言葉である「侍史(じし)」もありますよ。
【2】仕る
「仕る」は何と読む?
【ヒント】仕るは「する」「行う」の謙譲語です。つ〇〇つる。「つ」から始まる5文字の言葉といえば?
答え:仕る→つかまつる
「仕る(つかまつる)」は、送り仮名を変えると「仕える(つかえる)」と読みます。仕えるは目上の人などのそばにいて奉仕する・公的な機関に勤めて、その仕事に従事する・仕官することをさす言葉ですよ。
【3】小波
「小波」は何と読む?今回は「こなみ」「しょうは」以外の読み方です。
【ヒント】小波は文字の通り、細かに立つ波のことです。さ〇〇〇。「さ」から始まる4文字の言葉といえば?
答え:小波→さざなみ
「小波(さざなみ)」と読む漢字は他にも「漣」「細波」もあります。
また「波蘭」と書いて何と読むか分かりますか?
【ヒント】中央ヨーロッパに位置する共和制国家で、欧州連合・北大西洋条約機構の加盟国です。首都ワルシャワの国は?
答え:「波蘭(ポーランド)」と読みます。あわせて覚えておきたいですね。
【4】世迷言
「世迷言」は何と読む?
【ヒント】世迷言とは、 ひとり言に愚痴を言うこと・わけのわからない繰り言を言うこと・不平をかこつことといった意味があります。よ〇〇〇〇。「よ」から始まる5文字の言葉といえば?
答え:世迷言→よまいごと
世迷言は、よまよいごと読んでしまいそうになりますが、正しくは「よまいごと」なので覚えておきましょう。また、世迷言の例文ですが「世迷言ばかり言っていないでしっかり仕事をして欲しい」のように使いますよ。
【5】幕間
「幕間」は何と読む?
【ヒント】幕間とは、演劇で一幕が終わって、次の一幕が始まるまでの間・舞台に幕が下りている間のこという意味があります。ま〇〇〇。「ま」から始まる4文字の言葉といえば?
答え:幕間→まくあい
「幕間(まくあい)」を(まくま)と読んでしまっている方もいらっしゃるかもしれませんが、正解は(まくあい)なのでしっかりと覚えておきたいですね。
また、「幕」を使った言葉には、能舞台で橋懸と花道の出入り口に掛ける幕をさす「揚げ幕/揚幕(あげまく)」、部屋の中を暗くするために、窓などに張る黒い幕である「暗幕(あんまく)」、敵から味方を隠すために撒く煙である「煙幕(えんまく)」などもありますよ。
今回は読めそうで読めない漢字をご紹介いたしましたが、全問正解出来ましたか?次回も秒刊SUNDAYで漢字に触れ合う時間を作ってみてくださいね。
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Source:漢字辞典オンライン・コトバンク