戦闘機ファンならぬとも、自衛隊のブルーインパルスのアクロバット飛行に感動する人々は多いのではないでしょうか。その一方で、飛行に反対する地元住民がいる事も確かです。愛知県小牧市にある航空自衛隊小牧基地では2018年3月3日に航空祭が行われました。しかし、目玉の飛行展示のブルーインパルスの派遣が中止されたのです。
ブルーインパルスを巡っては今年1月、基地周辺の住民388人が、昨年の展示飛行で国土交通相の許可を得ないで曲技飛行したとして、航空法違反容疑で名古屋地検に告発状を提出した。同基地は「今年も展示飛行を計画していたが、飛行隊派遣が中止となった」という。引用 https://mainichi.jp/articles/20180304/ddl/k23/040/058000c
年に一度の航空祭、戦闘機ファンやミリオタが歓喜する1日ですが、なんと残念なことに2018年の小牧基地のオープンベースにブルーインパルスは派遣されないようです。
秒刊サンデー編集部のある静岡県浜松市にも浜松基地があり、「航空祭=ブルーインパルス」の方程式が成り立っており毎年楽しみにしている一般市民も非常に多いです。
そこで、目玉の飛行展示がないオープンベースはどのような物なのか実際に浜松から行ってみて体験してみることにしました。
基地の入口には警察官がずらりと並んでおり物々しい雰囲気を醸し出しておりました。
これも反対住民による暴動を抑えるためなのか、異様な雰囲気です。
航空祭当日は晴天なり。
この青空にブルーインパルスの機体が映えるのに・・・。
そう思いながら基地の中を進んでいくと、飛行展示が始まりました。
いきなりC130H輸送機の6機編成が青空を駆け巡ります!
スゴイ迫力!
そして普段は絶対にあり得ない6機編成というとてつもなく貴重な飛行の瞬間を見ることが出来て到着後わずか5分で興奮は最上級に!
興奮しすぎて写真を撮るのを忘れてしまいましたが、着陸後の130はきちんと収めました。
そして、空中給油機能を搭載したKC767のデモ飛行!
あの早さで飛行しながら空中給油とか、まさに神業!
空中消火の実践も行っていました。
ブルーインパルスが来ないと言うことで、正直期待せずに訪れた小牧基地でしたが、想像以上の飛行展示に驚きと感動しかありませんでした!
飛行展示はブルーインパルスが目玉でしょ!とか最初思ってましたが反省。
他の自衛隊機の飛行展示も最高すぎます!
しかしブルーインパルスの飛行展示がないと言うこともあり、来場者は約1万人ほどと発表されており、実際に行った感覚としてもガラガラだったという印象でした。
一部の反対住民の声も重要ではありますが、日本の領土と国民の命を当たり前のように守ってくれている自衛隊員。
そんな彼らの仕事内容を一部垣間見ることが出来るのが貴重なオープンベースです。
オープンベースだけでなく、ニコニコ超会議にも参加するなど一般市民との触れ合いも大事にしてくれている自衛隊員達。
来年は、小牧の空にブルーインパルスが飛行することはできるのでしょうか。
(秒刊サンデー:マギー)