はじめに
中国の世界遺産の1つに「万里の長城」があります。
歴史の教科書にも出てくることで、知っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな万里の長城の見どころなどをご紹介いたします。
中国の世界遺産「万里の長城」とは?
万里の長城は、中華人民共和国にある城壁の遺跡です。
秦の始皇帝が敵の侵入を防ぐために造らせたという巨大な大遺跡です。
その全長は、約22,000kmあるといわれています。
しかし、万里の長城は全体が同じ資材で作られているわけではなく、ところどころ異なり、幅や高さは統一されていません。
新・世界七不思議の一つにも選ばれている、万里の長城に一度訪れてみませんか?
中国の世界遺産「万里の長城」の歴史
万里の長城は、紀元前7世紀には既に万里の長城の基礎となる土塁や、土壁があったとされています。
それを修繕してつなぎ合わせていくことで、北方からの移民の侵入を防ぐようにしたのが秦の始皇帝なのです。
その後、万里の長城は幾度となく破られては強固に再造成されるというサイクルを繰り返し、領土の拡大とともにその長さは長くなっていきました。
そして、約2000年という時間をかけて造り上げられましたが、現在の万里の長城は日に日に崩れたり削られたりして、当時よりは短くなっています。
現在では世界遺産として保護されていますが、雨風による風化や世界遺産の石や近隣住民の住宅用の資材としての盗難などにより、徐々に長さが短くなっているのが現状です……。
未来に万里の長城を残すためにも、きちんとした対応を考えなければならないのかもしれません。
中国の世界遺産「万里の長城」の逸話
万里の長城は、人工衛星から見える唯一の世界遺産です☆
そんな万里の長城は、その長い歴史から様々な云われがあります。
例えば、人骨から作られた漆喰が使用されいるという云い伝えです。
しかし、実際には米粉から作られた漆喰が使用されているので、そのような事実はありません。
これは、万里の長城建設時に多くの農民が命を落とし、「世界最大の墓」とも呼ばれることが理由にあるものと思われます。
他にも、万里の長城を造っていた夫を亡くした女性が、悲しみで流した涙で万里の長城の一部が崩れたという伝説も残っています。
中国の世界遺産「万里の長城」の見どころ
万里の長城のおすすめのビューポイントは「八達嶺」です。
山の尾根を利用したものですので、ビューポイントとしては得点が高いですが、かなりの距離の登り坂を歩きます。
ルートは2種類あって、勾配のきつい男性用と、比較的勾配の穏やかな女性用とあります。
ロープウェイもありますので、体力に自信のない方は、利用するのも手段の1つです。
自分の体力などを考えてコースを選ぶといいですね♪
八達嶺は、北京から近い場所にあり、明時代に改修された場所で保存状態もいいです。
八立嶺から見下ろす万里の長城は絶景ですよ☆
中国の世界遺産「万里の長城」に訪れたら押さえておきたいグルメ
八達嶺からほど近い北京のおすすめグルメをご紹介いたします。
北京料理といえば、満漢全席などの豪華な中国料理が有名ですよね。中でも日本でも人気なのが北京ダックです。
そんな北京ダックをリーズナブルなお値段で食べることができるのが、「大鴨梨」です。
1997年にオープンしたお店で、気軽に北京ダックを楽しむことができると、あらゆる客層から支持を集めています。
通常ですと300元はする北京ダックが、108元ととってもお得です。
他にも北京料理だけでなく、四川、広東などの中国全域の美味しい美食をリーズナブルな値段で食べることができますよ♪
「大鴨梨」
場所:住所:朝陽区勁松橋東農光東里天客隆大厦B座
TEL:010-6734-7158
「大鴨梨」
中国の世界遺産「万里の長城」を訪れる際の注意事項
万里の長城は、中国でもかなりの北部のに位置しますので、冬場には積雪があり、気温は零下となります。
そのため、ガイドさんがいないと遭難者も出てしまいますので、個人での旅行は極力控えましょう。
また、観光用に整備されている部分はごく一部で、長城見学事態は基本的に自分の足で回ることになります。
自分の体力や旅程を十分に考慮しましょう!
中国の世界遺産「万里の長城」へのアクセス方法
万里の長城へは、電車かバスを利用していくことができます。
電車の場合は、「北京北駅」から出ています。
1人片道6元で行くことができます。
人気の観光地なので、席が満席で乗れない場合もあります。また、席の激しい取り合いになることもあるので、早めに駅に行って、列に並んでおいたほうがいいですよ。
バスを利用する場合は、「徳勝門」のバスターミナルでは万里の長城までのノンストップバスや各駅停車バスなどの種類があります。
道路の混雑状況によっては、時間が予定時刻よりもかかる場合がありますので注意しましょう。
中国の世界遺産「万里の長城」と併せて訪れたいスポット
万里の長城に訪れたら、併せて訪れたいのが「故宮博物院」です。
かつては「紫禁城」とも呼ばれた王宮で、明・清時代の歴代皇帝たちが生活をした王宮です。
中国の王朝の長い歴史とスケールの大きさを感じることができます☆
ぜひ、雄大な世界遺産を眺めた後に、故宮博物院へも足を運んでみてくださいね♪
おわりに
万里の長城は、中国の長い歴史と共にしてきた世界遺産です。
そして、新・世界の七不思議の1つにも登録されている絶景ポイントです。
意外にも日本人が少ない観光スポットでもありますので、穴場スポットに行きたい方にもおすすめですよ☆