はじめに
ここ数年で大きな動きがあった台北のホテル事情。そんななか、変わらぬサービスを提供し続けているラグジュアリーホテルは、さすがの一言です。台北101を望む客室やパノラマビューの屋上プールを擁する「台北遠東香格里拉(シャングリ・ラ ファーイースタン 台北)」は、その代表的存在といえるでしょう。旅行誌『Business Traveller Asia-Pacific』は、6年連続で“台北で最も優れたビジネスホテル”と選定。ようやく開放された台湾旅行、間違いのないホテル選びで、満足度の高い滞在を。MRTは2駅利用可能。ランドマークとして長く親しまれる五つ星ホテル。
台北市の中心・大安区、敦化南路のランドマークとして君臨する「台北遠東香格里拉(シャングリ・ラ ファーイースタン 台北)」。MRTの信義安和駅と六張犁駅から、ともに徒歩約10分。近隣には、各国の軽食“小吃”が楽しめる臨江街観光夜市、カルチャーと美食の街・永康街。そして“都市の肺”と呼ばれる緑豊かな大安森林公園、台北で最も勢いのある信義エリアといった人気スポットへのアクセスも上々。台北観光の拠点として申し分ない立地です。桃源郷の入り口がここに。気分が高揚するエキゾチックな内観。
ホテル名の“シャングリ・ラ”とは、ジェームズ・ヒルトンの小説『失われた地平線』に登場するチベット山間の楽園“桃園郷”に由来。快適でエレガントな空間を創造すべく、抜け間のあるロビーには、青銅をモチーフにした3つの巨大なシャンデリア、宋代の木彫り観音を配し、宋王朝の風雅と中国古典文化の美を表現。空間デザインからサービスまで、東方の優雅さと繊細さを備えています。もうひとつ、このホテルを印象づけるのが館内に漂う特別な香りです。これは、シャングリ・ラ グループが開発した「シャングリ・ラ フレグランス エッセンス」で、全世界のシャングリ・ラ ホテルが採用。それゆえ、この香りに出合うたび、かつて訪れた地の静かで美しい旅の記憶を思い起こすことができるのです。
一番人気は、台北101ビュールーム。予約はお早めに。
広々と快適な各客室には、見晴らし抜群の大型の窓が採用されていて、表情豊かな台北の街並みを眺めることができます。なかでも台北101を望む客室の人気は抜群。内装は西洋と中華のエッセンスを完璧に融合させたデザイン。宗代の芸術作品による装飾、アースカラーの調度品を配し、都会のオアシスを彷彿とさせる空間が創られています。ホライズンルームの滞在で、シャングリ・ラ グループのホスピタリティを存分に。
36階の「豪華閣(ホライゾン)」貴賓廊は、ハイクラスビジネス&リゾート客に向けた各ホライゾンルーム専用のフロア。専用ラウンジでのサービスが受けられ、豪華な朝食とアフタヌーンティー、夜にはシャンパンを楽しむことができ、ゴージャスなひとときが過ごせます。ここで体験できるのは、3年連続で『ミシュランガイド 台北』の“豪華で最高級”の五つ星ホテルとして選ばれている極上のサービス。「アジア式ホスピタリティ」は、シャングリ・ラ グループのブランドコンセプトでもあります。ミシュラン常連の「香宮」をはじめ、特色あるレストラン&バーがお待ちかね。
台北というグルメタウンの中心地にあるシャングリ・ラ。ゲストに世界クラスの美食を提供すべく、5軒のレストランと3軒の独創的なバーを擁し、滞在中の飲食体験を忘れがたいものにしています。 5年連続でミシュランの推薦を受けている「香宮粵菜餐廳」は、現代的なエレガントな空間でいただく広東料理のレストラン。必食の名物料理である北京ダックをはじめ、クラシカルな広東料理から香港式の点心&スイーツまで、極上の広東料理が楽しめます。 台北市街を望む高層階の「上海醉月樓」は、モダンな上海スタイルのインテリアが印象的。熟練のシェフチームが厳選した最高級の食材を、上海、台湾、四川料理に仕上げてお届け。中華&西洋の美酒と銘茶とともにどうぞ。眺望のよい複数の個室も用意しています。 38階に位置する「馬可波羅義大利餐廳」は、台北で最もロマンティックな眺望が楽しめるイタリアンレストラン。細やかで洗練されたサービスのもと、高層階からの絶景を眺めつつ、モダンなイタリア料理と厳選された美酒に舌鼓。そんな贅沢な体験が叶います。 レストランには、バー「馬可波羅酒廊」を併設。台北101を眺めながら、日中はアフタヌーンティー、夜の帳が下りた後は豊富なオリジナルドリンクや希少酒を提供しています。ファッショナブルな空間に流れる魅惑的な生演奏のリズムと美酒に酔いしれる大人の夜を。 「遠東Café」は、グローバルな料理人チームがオープンキッチンで腕を振るうビュッフェスタイルのレストラン。その場で調理されるメニューは12のテーマからなり、中華、日本、イタリア、アメリカ、インドなど世界の料理とアラカルト料理がいただけます。例えば、切り立てを焼くビーフステーキ、肉類とシーフードの鉄板焼き、刺身の盛り合わせ、海鮮バー、手作りスイーツなど、まるでエンターテインメントのような食体験がいつでも可能です。「Ibuki日本料理」では、鉄板焼き、懐石料理、握り寿司や天ぷらなど、代表的な日本料理がいただけます。いずれも最上級の食材を使い、四季折々の旬を盛り込み、手間暇かけて調理。絵画のように美しく盛り付けられた料理の数々は、まさに日本料理の極致。日本庭園やハーブガーデン、個室を擁する雅な空間で、和の饗宴を堪能してください。 「大廳茶軒」は、天井が高く抜け間ある空間に降り注ぐ自然光のもと、生演奏を聴きながら軽食やアフタヌーンティー、ジンなど楽しめるラウンジ。旅の合間にほっと一息つくのに最適なスペースです。 6階にある「李白居」は、唐朝の詩仙にインスピレーションを得たバー。オリエンタルな雰囲気のなか、豊富なフードとドリンクがいただけます。おすすめは、高級茶を使ったカクテルやウイスキー。他では味わえない特別な一杯です。
夜景を眺め、開放感を楽しむ。パノラマビューの屋上プールへ。
そして「台北遠東香格里拉」を語るうえで外せないのが、最上階の43階にある屋外温水ブール。台北市街を一望できるパノラマビューのプールは、都会のリゾート感満点。毎年、大晦日には台北101の花火が鑑賞できるカウントダウンパーティーを開催。まだまだ先のことですが、年末に渡台の計画がある人は要チェックです。◆台北遠東香格里拉(シャングリ・ラ ファーイースタン 台北)
住所:台北市大安區敦化南路二段201號
電話:+886 2 2378 8888