はじめに
福島駅から新庄駅を中心とした山形新幹線区間を走る「とれいゆ つばさ」は、まるで温泉街を散策するように列車の旅を楽しめるようにつくられた、乗って楽しい列車です。
車内にはお楽しみがたくさんありますよ!
今回は、その魅力をご紹介します。
「とれいゆ つばさ」の魅力①新幹線初のリゾート列車
「とれいゆ つばさ」は、列車の「トレイン」と、フランス語で太陽を意味する「ソレイユ」、そして「温泉」を掛け合わせた造語から名づけられました。
太陽の恵みである食と酒、それから足湯を楽しむことで、温泉街を散策するように楽しめる列車をテーマに誕生しました。
食と酒を楽しみ、温泉に浸かれるなんて、まるで温泉旅館のようですよね。そのため、「とれいゆ つばさ」は新幹線初のリゾート列車と言われているんだとか。
土・日、休日を中心に運行しているのですが、たった一泊の旅行でも「とれいゆ つばさ」に乗車すれば、大満足の旅になりそうです。
「とれいゆ つばさ」の魅力②なんと足湯が!
一番の注目ポイントは、車内で足湯に浸かれること。石張りでつくられた小上がりに、山形の名産であるベニバナをイメージした真っ赤な浴槽が二つ置かれています。
ひとつの浴槽で一度に4人利用できて、15分ほど浸かることができます。
利用はオプションなので、事前に予約をするか、足湯車両にいる湯守りアテンダントさんに問い合わせてみてください。窓の方を向いた状態で足湯に浸かれるので、流れる景色を見ながら気持ちよいひとときを過ごすことができます。
「とれいゆ つばさ」の魅力③湯上りラウンジ
15号車の「湯上がりラウンジ」は、お座敷指定列車です。
畳のお座敷の上に、本桜のテーブルが置かれていたり、ベニバナ色のバーカウンターがあったり、有機ELパネルで構成した山形ゆかりの品を展示する飾り棚があり、もはや新幹線の中だとはとても思えません!
漆漆喰の壁や石張りの小路もあるこの「湯上がりラウンジ」のコンセプトは、「モノや人との出会いの場」です。山形の伝統や文化と出会ったり、旅の仲間と交流を深めるための空間となっています。
「とれいゆ つばさ」の魅力④バーカウンターでワインを
「湯上がりラウンジ」にあるバーカウンターでは、山形の地酒やフルーツジュース、おつまみ、ジェラートなどを提供しています。山形の名産を豊富に取りそろえているので、ここでも山形の魅力を味わうことができますね。
山形ではワインも造られているので、地酒といっても日本酒だけでなく色々種類があるのが嬉しいですよね。
足湯上がりにお酒を買って、「湯上がりラウンジ」でゆっくり呑めば、目的地に着く前に旅の醍醐味をすべて味わってしまえそうです。
とれいゆ つばさ
おわりに
足湯があって、お座敷があって、バーカウンターがある「とれいゆ つばさ」はまさにリゾート列車です。大きな車窓を一人占めしながら足湯に浸かって、リラックスしたまま旅の楽しみを味わってみてはいかがでしょうか?