はじめに
失恋と聞くと、結構マイナスなイメージがありますよね。
しかし、失恋の数だけ色々なドラマが繰り広げられています。
そんなリアルな「失恋」が詰まった、変わった博物館がクロアチアにあるんです。
失恋博物館とは?
「失恋」と聞く、どんなイメージがありますか?
辛かったり、悲しかったりと、様々な感情の波が押し寄せてきますよね。
クロアチアには「失恋博物館」という面白い博物館があります。日本語訳だと「失恋」ですが、本来は「Broken Relationships(壊れた関係)」を指すそう。
恋人はもちろんのこと「肉親」や「友人」など、関係が壊れてしまった相手との思い出のアイテムを世界中から集めて展示しています。
失恋博物館のコンセプト
まず失恋博物館の受付に行くと、受付の方から国籍を聞かれます。すると、答えた国籍の言葉で書かれた博物館ガイドを手渡されるそう。
そこには「失恋とその遺品」がコンセプトになっていること、寄贈された辛い過去を思い出させる遺品とそのエピソードが記載されています。来館者はそのガイドを片手に展示物を見て回ります。
フラれたときに履いていたハイヒールや、同棲した部屋に残った家具を壊した斧など、本当に様々なものが展示されています。
ですが、すべての展示には、心にできた傷が早く癒えるようにという気持ちが込められているそう。多くの人間の失恋の修羅場が詰まった博物館でもありますが、2011年のヨーロッパ博物館アワードにノミネートされるなど、人気の高い博物館となっています。
インパクトのある失恋の遺品たち
ほかにも、失恋した相手に書いたラブレターや、仲の良かった時にもらったプレゼントなど、たくさんの人の思い出が展示されています。
中には結構インパクトのあるものもあり、結婚式の時に着たドレスが展示されているなど、色々な人の人生のドラマを垣間見ることができます。
展示品は時期で入れ替わるようなので、その時期にしか見れないたくさんの人の失恋の物語を観ることができるそうですよ。
失恋博物館は、前に進む場所
失恋博物館は、展示されている失恋の遺品と一緒にそのエピソードがついており、その当時の辛い心中がつづられています。ですが、そのいずれも最後は高確率で「失恋の後に真実の愛」を手に入れた人が多いんだとか。
皆さん、失恋をいい方向に昇華して、素敵な恋をしているみたいです。
失恋博物館では世界中から失恋の遺品を受け付けて、そのエピソードとともに展示をしています。これらの作品を眺めればきっと、前に進むきっかけになるかもしれませんね。
◆失恋博物館
住所:Cirilometodska 2,10 000 Zagreb, Croatia
電話番号:+385 1 4851021
営業時間:6月~9月 9:00~22:00・10月~5月 9:00~21:00
失恋博物館
おわりに
失恋は、誰でも経験があることではないでしょうか?
だからこそ、人は失恋博物館に展示してある「失恋の遺品」たちに共感し、魅力を感じるのだと思います。
世界中から集まった「リアルな恋愛ドラマ」を失恋博物館で覗いてみてください。