はじめに
四国の歴史や四季折々の自然を味わえる観光列車が「四国まんなか千年ものがたり」です。出会い、絶景、食と、四国の魅力を満喫する鉄道の旅に出かけませんか。
和の情緒あふれる車内でほっこり
「四国まんなか千年ものがたり」の車内は、古民家をモチーフにした和の情緒あふれる雰囲気。木に包まれた空間で、窓からの絶景を眺めたり、グループでおしゃべりしたりと、ほっこりと旅ができますよ。
1号車は若草色のソファが特徴、2号車には全長7メートルのベンチ席があるので6名ほどのグループでわいわい過ごせます。3号車は紅葉色のソファーに徳島県産の杉材が調和していて、レトロで暖かいムードです。向かい合うボックス席やベンチ席、外が見やすい窓に向いた席など、それぞれの旅にぴったりの座席が見つかるはず。
多度津駅から大歩危駅まで運行する「そらの郷紀行」
旅程は二つあり、ひとつが香川県にある多度津駅から、徳島県の大歩危駅に向かう下りのコースです。10:21に出発し、12:48に到着する約2時間30の旅で、事前に予約しておくとレストラン寒椿のシェフ特製「さぬきこだわり素材の洋風料理」をいただくことができます。
弘法大師として知られる空海の生誕地である善通寺や、こんぴらさんとして親しまれている金比羅宮の玄関口である琴平、讃岐山脈を越えて、秘境坪尻駅での列車のスイッチバックも体験できますよ。
大歩危駅から多度津駅まで運行する「しあわせの郷紀行」
徳島県の大歩危駅から、香川県にある多度津駅に向かう上りコースが「しあわせの郷紀行」です。14:20に出発し、17:16に到着する約3時間の旅では、阿波川口で地元の人々との交流も楽しめます。
事前予約でいただけるお食事は、「味匠 藤本」の料理長が監修した「おとなの遊山箱」です。
地元の食材にこだわって作られた料理を、昔徳島の子供が弁当を詰めた3段の重箱である「遊山箱」に詰めたもので、四国ならではのものばかりがいただけますよ。
女性ひとりでもふらりと電車旅をしてみては
1号車と3号車には、1名掛けのカウンター席があります。運転席の後部に近いため、景色が広々と見渡せるラッキーな席でもあるんです。
一番の魅力である車窓を楽しみながら、歴史や文化の残る観光地をめぐり、珍しい駅舎を見たりと、一人旅でも飽きることはありません。また、車内販売では特産品がお土産として売られているのでデザートを味わったり、工芸品などの買い物も楽しむことができます。一人で乗っても十分に楽しめる観光列車ですよ。
「四国まんなか千年ものがたり」公式ホームページはこちら
おわりに
「四国まんなか千年ものがたり」は、和の情緒あふれる落ちついた車内でゆったりとくつろぎながら、四国の自然や文化に触れられる観光列車。一人でもグループでも、絶景の旅が楽しんでくださいね。