中国南方航空機が、機内で乗客が暴れたため緊急着陸するトラブルがあった。現地メディアが伝えている。
トラブルがあったのは6月9日、南寧~武漢~ハルビン線のCZ8377便。ハルビンに向けて武漢空港を離陸したおよそ5分後、53列目に座っていた乗客男性が突然、床に所持金を投げ捨てながら大声をあげて騒ぎ出した。
すぐに乗務員が制止しなだめたものの、男性は数分後に再び騒ぎ出した。興奮しながら突然コックピットに向かって走り出したため、乗務員と周囲の乗客が取り押さえた。乗客によると、男は「私を捕まえようとしている人がいる。私は天に昇らなければならない。神通力が開眼したのだ。」などと叫んでいたという。
この騒ぎのため、飛行機は鄭州空港に緊急着陸した。公安当局によってこの男性と荷物が降ろされ、安全が確認されたうえで再出発した。