日本航空(JAL)とイオンは、有事の際に両社が強力して緊急物資の輸送を行うことを定めた「緊急物資の輸送に関する覚書」を3月4日に締結した。航空会社と小売業の会社が物資輸送の取り決めを締結するのは日本初となる。
きょう3月7日には実地演習を行い、イオンの物流センターから支援物資を積んだトラックが羽田空港貨物エリアに入り、JALの貨物上屋で物資をコンテナに積み替え、航空機で徳島空港に空輸する。
JALとイオンは災害発生時に、地域住民が避難している場合などに、緊急物資の国内空輸をイオンがJALに依頼し、JALは一定条件のもとで輸送を無償で引き受ける。国や自治体から同様の依頼を受けた場合、搭載順位はJALが決定する。また両社は災害発生時の連絡窓口を定める。
JALとイオンは、電子マネー「WAON」などの提携カード発行をはじめとした業務提携を2007年から結んでおり、2011年の東日本大震災発生時にも、協同支援活動として、震災翌日に支援物資を空輸している。
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