
エース吉田大輝投手(3年)を擁する金足農(秋田)が29日、甲子園へと出発した。同校で出発式が行われ、学校関係者、父母会など約150人が参加。中泉一豊監督(52)は「感謝の気持ちと、これまでやってきた思いを胸に刻んで戦ってきます。今を未来につなげる夏にしたいと思っております」とあいさつ。昨夏の甲子園で初戦敗退を味わった佐藤晃真主将(3年)は「自分たちらしい野球で後悔のないように戦ってきます。そして、再び甲子園に金農旋風を巻き起こします」と高らかに誓った。
オリックス吉田の弟の大輝は、秋田大会5試合34回で3失点(自責2)と安定した投球を見せた。チームメートともに頭を短く刈り込み、引き締まった表情を見せながら熱いエールを追い風に聖地へと旅立った。