JR九州は、香椎線の西戸崎駅~香椎駅間で自動運転の実証実験を開始した。
従来の自動列車停止装置に、停止信号の冒進を防ぐ機能を強化し、速度超過の防止機能を付加した、ATS-DKをベースとした自動列車運転装置の開発に取り組んでいる。
819系(DENCHA)1編成を用い、当面の間は、運転士が乗務した状態の営業列車で実証運転を行った上で知見を蓄積し、2021年度末までに区間を香椎~宇美駅間に拡大し、対象列車を増やすことを計画している。
将来的には、運転士以外の係員が前頭に乗務する自動運転を目指す。ATS区間と踏切がある区間での自動運転、JR区間へのATOの整備は日本で初めてとなる。