大阪メトロは、10月31日に御堂筋線と四つ橋線のダイヤを改正した。
今回のダイヤ改正で、旅行者にとって大きく変わるのが、深夜時間帯の新大阪駅から"ミナミ"(なんば・天王寺方面)へのアクセスが改善する点だ。
[caption id="attachment_187189" align="alignnone" width="900"] 御堂筋線新大阪駅 なんば・天王寺・なかもず方面時刻表 下段が10月31日以降の時刻(大阪メトロ提供)[/caption]
中津駅折り返し列車を延長運転するため、新大阪駅午後11時台のなんば・天王寺・なかもず方面は、ダイヤ改正前は1時間に6本であったが、改正後は10本となり、平均6分間隔で運転する。新大阪駅始発の列車も3本増便する。
これにより、東海道新幹線・山陽新幹線からの接続が大きく改善する。東京からの最終新幹線「のぞみ265号(午後11時45分着)」から御堂筋線なかもず行きへは、従来は午前0時2分発最終列車への乗り継ぎで、15分以上の待ち時間が生じていたが、改正後は、程よい余裕で午後11時56分発の列車に乗り継げる。
今後、深夜帯の新大阪駅に到着する列車から御堂筋線への乗り継ぎ改善が、さらに重要となる見込みだ。JR西日本は2021年3月のダイヤ改正で深夜時間帯の最終列車繰り上げを発表している。同時間帯の減便も行われる見込みだ。
他の鉄道会社もこの流れに追随する可能性がある以上、深夜に便利に乗り継げる必要性が増すだろう。今回の御堂筋線の改正はそんなニーズにも対応できるものかもしれない。