JR東日本は、東北新幹線の客席を利用して地産品を東京駅に輸送する実証実験を行う。
JR東日本グループは、2019年から新幹線で青果や鮮魚を輸送する実証実験を行うなど、新幹線物流を活用する取り組みを勧めている。これまでの輸送実験では客席以外のスペースを利用していたが、今回始めて客席を利用し、より多くの地産品を輸送する。
実証実験は8月26日から28日までの3日間実施。仙台発東京行き「やまびこ136号」の1号車自由席を利用し、宮城県石巻市内で当日朝に水揚げされた鮮魚類を輸送する。輸送した鮮魚類は、東京駅内の寿司店などで提供する。なお、実証実験のため一般の利用客は当該の1号車には乗車できない。