NHKは10日、午後9時から「大谷翔平とドジャース“世界一”の舞台裏」を放送し、23年に右肘手術に踏み切った際のドジャース大谷翔平投手(30)のインタビューを公開した。
大谷はメジャー1年目の18年10月にトミー・ジョン手術を受け、23年の9月に2度目の手術を決断した。その理由について「多分100マイル(約161キロ)とかね、それ以上超える球速に耐えられるかと言ったら、多分耐えられなかったのかなと思うので。自分が思いっきりパフォーマンスを出せる感覚がないと、単純にうまくもなれないし、自分が納得しないので。ごまかしながら投げたとしても、おそらく面白くないんだろうなっていうのはある」と話した。
リハビリをこなす日々についても言及し、「悪い中にも必ず向上するヒントはあると思っているので。きっかけさえあれば必ずいい方向には向かえると思う。失敗することも多くありますけど、それは間違ってたんだなって思うだけで、また数年してそれがやりたくなって正解になることももちろんあるので。何も最初から野球がうまかったわけでもないですし、僕より野球のうまい選手をたくさん見てきたので。ただそこで自分ってダメだよなと思うこともなくて。ちっちゃい頃から野球を始めて、ここまで特に何も変わらずに来たつもりなので、どこまでうまくなれるかなっていうのを楽しみに頑張りたいなと思ってます」と語っていた。