ジェットスターグループは12月4日、タイガーエア・台湾とインターライン契約を締結し、両社の搭乗便と付帯サービスを組み合わせて予約・購入できる「ジェットスター・コネクト」サービスを開始した。
航空券の検索エンジンを提供するアイスランド・Dohopd社の予約システムを利用するもの。「ジェットスター・コネクト」により、ジェットスターのウェブサイト上では新たに72路線が予約可能になり、新たな8つの就航地へシームレスに移動できるようになる。また、国際線を乗り継ぐ場合、預入手荷物を最終目的地までスルーでチェックインできるようになり、台北桃園国際空港では最低乗り継ぎ時間が90分に短縮される。タイガーエア・台湾のウェブサイト上でも同様に、両社の路線と付帯サービスを組み合わせた航空券の予約・購入が可能。
格安航空会社(LCC)同士の接続する航空券の相互発券の取り組みは、かつてバニラエアが加盟していた「バリューアライアンス」や、香港エクスプレスなどの海南集団系のLCCが多く加盟する「U-FLY Alliance」などで行われている。
[caption id="attachment_136025" align="alignnone" width="900"] ▲「ジェットスター・コネクト」で航空券を検索した画面[/caption]
都内で開いた会見でジェットスター・ジャパンの片岡優代表取締役社長は、「例えば日本人が多く訪れる台北から、タイガーエア・台湾のネットワークを使ってその先へつなげることで、新しいデスティネーションをお客様に提供できるようになる」と話し、今回のインターライン契約について「ジェットスターが掲げる『日本の空、世界の空を、もっと身近に』というビジョンを実現するもの」と説明した。
[caption id="attachment_136028" align="alignnone" width="900"] ▲タイガーエア・台湾の張鴻鐘会長(左)とジェットスター・ジャパンの片岡社長[/caption]