ベトジェットエアは、エアバスA321XLRを20機発注した。2023年にも引き渡しを受ける。
新規発注は15機で、既存のエアバスA321neoの発注分の切り替えが5機。さらに、ベトジェットエアのホーチミンにある訓練施設に、A320ファミリーのフルフライト・シミュレーターを2基導入し、エアバスが幅広い訓練サービスを提供することにも合意した。
これにより、ベトジェットエアによるエアバスA320ファミリーの発注機材数は186機となり、うち60機がすでに引き渡されていることになる。納入待ちの機材はすべて、エアバスA321neoとなる。
エアバスA321XLRの航続距離は、エアバスA321LRと比較して最大15%長い、最大4,700海里(約8,700キロ)となる。競合他社の旧世代機より、座席あたりの燃料消費量を30%低減することができる。多くの燃料を積載するために、リア・センター・タンクを追加し、101トンに増加した最大離陸重量の増加に耐えられる改良型着陸装置、A321neoと同じ離陸性能とエンジン推力要件を満たすために最適化された主翼後縁フラップ構造を採用した。これまではオプションとして提供していた中央の燃料タンクよりも多く燃料が搭載できる一方で、貨物室を占めるスペースを縮小していることから、貨物などの積み込み量を増やすことができる。