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JR東海は、ハイブリッド方式の次期特急車両の名称を「HC85系」とすることを発表した。
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特急「ひだ」「南紀」に使用しているキハ85系の取替えに備えるもので、12月にも試験走行車が完成する。完成後に基本性能試験、長期耐久試験などを行い、試験結果を踏まえて投入を予定している。従来の「85系気動車(キハ85系)」から、技術革新したハイブリッド方式の85系という意味を込めて、「HC85系」と名付けたとしている。
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また、同時にシンボルマークのデザインを制定。安全性・快適性の向上や環境負荷の低減などを図りつつ、ハイブリッド方式の鉄道車両として国内初の最高速度の時速120キロメートルでの営業運転を目指しており、シンボルマークのデザインは、車両の特徴を色と形状で表現する。
試験走行車完成後、1年間を目途にハイブリッド技術の確立に向けた基本性能試験、長期耐久試験等を行い、その試験結果を踏まえて、量産車は2022年度を目標に投入する予定で検討を進めるとしている。
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