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フリーダムな移動空間とタフな走行性能を兼ね備えるミニバンとSUVの“いいとこ取り” な大人のギア


フランス車のおしゃれな雰囲気と、日本車にも近い使い勝手を備えるリフター。個性的なスタイリングに全方位的な自由な空間演出にココロを鷲づかみされた向きも多いことだろう。アウトドアライフが流行している今、「5名乗車で広い荷室」を求める多くの日本人に最適な選択肢として、RIFTERはまさに打って付けの“ギア”。そのRIFTERの魅力を、使い勝手の観点からダイジェストにてお伝えしよう。




TEXT●小林秀雄/編集部 PHOTO●平野 陽

【COCKPIT】シンプルにして使いやすい操縦空間【運転席】

208に採用されている最新の3Dメーターこそ装備されていないが、小径ステアリングとヘッドアップインストルメントパネルを組み合わせたプジョー i-Cockpitを採用。独立した空調パネルも装備されており、実用性はむしろ高いと言える。

大きなセンターコンソールを備えた骨太なデザインと、多くの収納類を配置した実用性を兼備。高い位置にマウントされたセンタータッチディスプレイは少し運転席側に向けてチルトされ、画面の見やすさと操作のしやすさを高めている(写真上)。省スペースに貢献するダイヤル式のシフトセレクターは少し慣れが必要(写真左)。

【INFOTAINMENT】地図も音楽もストレスフリー【インフォテインメント】

便利な8インチタッチスクリーンを標準装備し、モニター外側の両サイドにメニューを呼び出すためのタッチキーを常設。オーディオとしてFM/AMラジオ、USB、Bluetoothを利用できるほか、Apple CarPlayやAndroid Autoにもしっかり対応している。

ダッシュボードには8インチのタッチスクリーンを装備。エアコンやオーディオ、ハンズフリー通話、ADAS(先進運転支援システム)などを直感的に操作することができる。さらに、PEUGEOTミラースクリーンの採用により、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応。なお、8インチのタッチスクリーン右下部分にはUSBを搭載されている。

【COMFORTABILITY&ACCESSIBILITY】後席スライドドアで利便性アップ【居住性と乗降性】

後席ドアには日本人もミニバンで使い慣れていたスライドドアを装備。後席に3座独立シートを採用するなど、欧州車らしいシートアレンジを実現している。シート調整などは簡素と言えば簡素だが、必要以上に贅沢を好まないフランス車好きには“刺さる”ポイントだ。

後席ドアには左右ともに手動のスライドドアを採用。アウタードアハンドルを持ってドアを閉めるときに少しコツがあり、一旦リヤ方向に引っ張るような動作を加えてから閉めるとうまくいく。




余談ではあるが、編集担当は恥ずかしながら操作できなかった……。プジョー・ディーラーに行かれた際は、ぜひ、チャレンジしてみては(って、操作できなかったのは、編集担当だけという話もあるが……)。

【STORAGE】遊び心溢れる収納類【室内の収納スペース】

便利な小物入れが多数備わるリフターの室内。フロント&リヤポケット、リヤ床下、センターコンソール、助手席グルーブボックスにペットボトルや書類、小物などを収納できるストレージスペースを配置。「GT」には見た目もユニークなフローティング形状の収納が加わり、荷物の積載能力も高まる。

マルチパノラミックルーフ装着車には、前後どちらからもアクセスできるリヤシーリングボックスを装備。フロント側には引き戸が備わり、リヤ側はボックス自体をガバッと開くことが可能。アウトドアで使用する雨合羽や防寒具などを常備しておくのもよさそうだ。

【LUGGAGE COMPARTMENT】小柄ながらも圧倒的な積載性【ラゲッジスペース】

全長4405mmのコンパクトボディに、5名乗車時でも約597ℓの広大なラゲッジスペースを要しているのがリフターの特徴のひとつ。用途に合わせて荷室をアレンジできるラゲッジトレイも標準装備され、助手席の前倒しも可能などユーティリティに優れる。助手席シートバックを前方に折りたたむと、最長で約2.7mまでの荷物が積載可能となる。

テールゲートにはガラス部分だけを開け閉めできるリヤオープニングハッチを採用。クルマを後方に十分なスペースがない状況でも開け閉めしやすい。フレキシブルラゲッジトレイが上段にある場合は、トレイの手前側を折ると荷物にアクセスできる。

「プジョーのすべて」では、史上初!? 「コクピットドリル&ユーティリティチェック(使い勝手)」3車種分の掲載! 

今回掲載したリフターの使い勝手は、発売中の「プジョーのすべて」からのダイジェスト版。詳細は、ぜひ、本誌をご欄くださいませ。




取材時、リフターのシフトポジションの選択(シフトセレクター)に戸惑ったのは、いまでもいい想い出(?)。このまま発進できないんのではと、冷や汗をかいたものでした。 そんなリフターとの些細ともいえる出来事ですら、編集担当にとっては印象深いものとしていまだ脳裏に焼き付いています。




と、取り留めもなく、さらに、ドウデモイイハナシはおいといて、リフターのバックショットを締めのカットとしてお送りします。とにもかくにも、全方位でリフターの魅力に触れてもらえたらうれしいです。

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