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ホンダ・モンキーにデスモエンジン。しかもトラスフレーム!|モンキーカスタマイズ


モンキーカスタムの醍醐味は、頭の中でイメージするがまま、自由にカスタマイズできること。中古車市場でも人気を誇る、モンキー(50cc)をベースにした、トラス型メインフレーム採用のカスタムをご紹介。SP武川製の最高峰・デスモドロミックDOHC 4バルブのコンプリートエンジン、超豪華なBSTカーボンホイール、特注ハブでWディスク化されたフロントブレーキ、社外NSR50用タンクなど、工夫を凝らしたチューニングが盛り込まれている。


REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)


PHOTO●岩島浩樹(IWASHIMA Hiroki)

オーナーこだわりのアイテムが満載!エンジンはSP武川製「デスモドロミック」DOHC 4バルブのコンプリート搭載

前後ホイールは、ノーマルの8インチから12インチに大径化。OVERレーシング製BSTカーボンホイールを装備。

 真っ赤なトラス型メインフレームに変更した、モンキーのエキスパート級カスタム。メインフレームとは対照的な、ホワイトカラーのガソリンタンクは、社外NSR50用レーシングタイプを装備。ワンオフシート&カウルとの組み合わせにより、街乗りもこなせる、ゆとりのあるポジションを獲得している。




 エンジンはモンキーカスタムの最高峰ともいうべき、デスモドロミック(通称デスモ)DOHC 4バルブシリンダーヘッド(ノーマルはSOHC 2バルブ)・Φ54mmシリンダー&ピストン(ノーマルはΦ39mm)・54mmロングストローク型クランクシャフト(ノーマルは41.4mm)・乾式型2次式クラッチ(ノーマルは湿式型1次式)・ストリート5速ミッション(ノーマルは4速)が組み込まれたSP武川製124ccコンプリート(エンジン番号は005)。クラウド製油圧リレーズ、ミクニTDMRΦ32キャブレターなどで、走り・外観ともモンスター級にカスタマイズ。




 ユニークなのは、フロントブレーキ&クラッチの油圧式リザーバータンクを、Moto gadget製マルチメーターの下にレイアウトしているところ。




 例えばカウル付きバイクをカスタムする場合。ハンドルを目一杯切った時、左右に取り付けられたリザーバータンクが、フロントカウルに干渉することがある。これを防止するため、一部の市販バイクの中にはメーター下あたりにリザーバータンクを設置。このモンキーはカウルの装着を想定し、そのアイデアを採用しているのがポイント。




 フロントはGクラフト製ステムを使い、2ストレーサーのホンダRS125用倒立型フロントフォークを流用。ディスクキャリパー取り付け側を2本使用し、Wディスク化しているのも見逃せないところ。




 スイングアームはアクートグランプリファクトリー製のA型をベースに、補強を施してH型へと進化。これにオーリンズ製TTX36リヤショックを組み合わせ。タイヤは前後とも、ハイグリップタイプのダンロップTT93とし、前110/90-12、後120/80-12の各サイズをセレクトしている。

デスモドロミック(通称デスモ)とは?

 写真のモンキーに搭載されたSP武川製シリンダーヘッドは、デスモドロミック(通称デスモ)と呼ばれる構造。吸排気バルブの閉じを、スプリングではなくロッカーアームで強制的に行う画期的なシステム。




 イタリアの名門ブランド・ドカティなどにも採用されたデスモドロミックのシリンダーヘッドは、吸排気バルブスプリングを採用した通常のシリンダーヘッドに比べ、バルブサージングが起こりにくく、高回転に強いといわれている。




 部品が細かく、超精密なデスモドロミックのSP武川製シリンダーヘッドは、「デスモヘッド」呼ばれ、性能面でも価格面でも、モンキー用シリンダーヘッドの最高峰として君臨している。

OVERレーシング製OV29フレームは、トラス型のパイプとアルミ削り出しを組み合わせたカスタム度の高いモデル。

 OVERレーシング製OV29フレームに、SP武川の最高峰「デスモ」エンジンを搭載。マフラーは、マスの集中化(重心を中央に集めてバランスを高めること)を目指した、OVERレーシング製フルチタンスパイラルを装着。

白と赤を組み合わせた、カラーコーディネイトやデザインも抜群のセンス。

 社外NSR50用タンクに合わせ、流れるようなデザインのテールカウルをチョイス。ミニテールカウルやミニウインカーなどオーナー厳選のアイテムが随所に導入されている。

スイングアームはアクートグランプリファクトリー製のA型がベース。補強してH型にアレンジ。

 前後ホイールはOVERレーシング製BSTカーボンホイール。剛性アップ&軽量化により、乗り味が柔らかくなるのがポイント。

RS125用倒立型フロントフォーク、12インチBSTカーボンホイール、ブレンボ製4POTラジアルキャリパーを組み合わせ。

 BSTカーボンホイールでWディスク化するため、専用ハブを特別注文。ワンオフキャリパーを駆使してブレンボ製ラジアルキャリパーを奢るなど、「最強」と呼ぶに相応しいフロント周りにカスタマイズ。Wディスク化により、スピードメーターケーブルが使えなかったため、同車はスピードセンサーを導入済み。

Gクラフト製ステム、セパレートハンドル、RS125用倒立型フロントフォークをコーディネイト。

 フロントディスクブレーキ&乾式クラッチの油圧マスターシリンダータンクは、何とデジタルメーター下に配置! これはカウル付きビッグバイクの手法を用いたもの。

ココに注目!装備された「Moto gadgetメーター」とは?

ドイツの名門「Moto gadget」の多機能メーター。

 Moto gadgetはドイツのブランド。ハーレーカスタムなどに繁用される、知る人ぞ知る多機能メーター。スピードメーター、タコメーター(写真のモデルはバーコード&数字で2万回転まで表示)、油温等々、センサーにつなげば様々なデータが表示可能。

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