原付一種の49ccをボアアップ(排気量アップ)して50cc超~125cc以下の原付二種にする手法=原付二種登録は、原付カスタムの定番。ここではジャイロシリーズを原付二種にする時のポイントや注意点などを、神奈川県横浜市にある三輪バイクのエキスパート「HVファクトリー」に聞いてみました。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
取材協力●HVファクトリー https://hvfactory.com/
ジャイロシリーズの排気量アップは「2スト車」ベースが前提。そのワケは?
原付一種の49ccをボアアップ(排気量をアップ)して50cc超~125cc以下の原付二種にする手法=原付二種登録は、原付カスタムの定番中の定番。
排気量49ccのジャイロシリーズを50cc超~125cc以下にボアアップして、原付二種登録することも可能。ただし条件が一つあります。
トレッド幅が460mmを超えるとトライク扱いとなるため、トレッド幅が495mmに設定された4ストのジャイロXやジャイロキャノピーは、原付二種登録が不可。4スト車を50cc超~125cc以下にボアアップした場合は、「側車付きの軽二輪」という扱いになります。
そのため、ジャイロシリーズを原付二種登録するには、トレッド幅が360mmか430mmの2スト車をベースにすることが前提となります。
2スト車用ボアアップキットは「68cc/ボア径Φ47mm」「65.3cc/ボア径Φ46mm」
三輪バイクにまつわる疑問点、一問一答
ノーマルのジャイロシリーズ