ケンウッドが今後の展開を予定している除菌消臭装置ラインアップの第一弾として、2タイプの低濃度オゾン発生器をリリース。低濃度オゾンとイオンを発生することによりウイルスやニオイなどの有害物質を除去する。CAX-DS01は3月初旬、CAX-DM01は4月初旬より発売。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
問い合わせ:JVCケンウッド
電話:0120-2727-87
ケンウッド CAX-DS01……オープン価格(実勢価格:2万3000円前後/税込)
ケンウッド CAX-DM01……オープン価格(実勢価格:4500円前後/税込)
ケンウッドではコロナウイルス感染症の拡大を背景に今後、除菌消臭装置のラインアップを充実させる予定だが、その第一弾として低濃度オゾン発生器をリリースした。
車載専用となる「CAX-DS01」と、ポータブルタイプの「CAX-DM01」の2種類を用意し、ニーズに合わせた選択が可能だ。
いずれのモデルも基本性能は共通で、受電極の形状を一般的な円筒状や板状ではなく、同心円状の多重リングに配置した「多重リング式」を採用。これによって同時多重放電を可能とし、低濃度オゾンとイオンの効果的な生成を実現している。また、連鎖的に起こるコロナ放電によって強いイオン風を発生させ、生成された低濃度オゾンやイオンをより強く(一般的な構造比で約5倍)放出できる。
低濃度オゾンとイオンは空気中に漂う目に見えない多種多様なウイルスや菌、ニオイの元に反応することで有害物質を効果的に抑制。しかもファンが無く静かで快適な使用ができ、手入れは電極プレートの水洗いと針電極の乾拭きだけ(月に1~2回が目安)と使い勝手がとてもいい。
車載専用のCAX-DS01はシガーライターソケットやUSBから電源取得を行えるが、本体上部にソーラーパネルを搭載しており駐車中には太陽光による駆動ができる。コンパクトサイズ(125×40×140mm)でダッシュボード上に設置しても視界を妨げる心配が少ない。
ポータブルタイプのCAX-DM01はポケットやバッグに入れて気軽に持ち運べるほど小さく(88×33×17mm)、パソコンやモバイルバッテリーのUSB端子にから電源を得られる。USB端子部分は180°回転するため、さまざまな設置環境に対応する。