3月3日、ダイハツはDNGA海外展開の第一弾として、同社のマレーシアにおける生産・販売の合弁会社「プロドゥア」(セランゴール州)から、コンパクトSUVの国民車、新型「Ativa(アティバ)」を発売したと発表した。マレー半島における販売価格は6万1500〜7万2000リンギット(約162万円〜189万円)だ。
今後も「良品廉価」「最小単位を極める」「先進技術をみんなのものに」の3つの価値を提供するDNGA商品を順次ラインナップに加えていく予定
新型アティバは、2019年に日本で発売したコンパクトSUV「ロッキー」をベースに、プロドゥアとダイハツの協力によりマレーシア市場に最適な形に作り上げた新商品。ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」による海外展開第一弾である。
アティバは、全長4065×全幅1710×全高1635mmのボディに1.0ℓ直列3気筒ターボエンジンとCVTを搭載する前輪駆動モデル。
DNGAは、軽自動車を基点に小型車まで設計思想を共通化した「一括企画開発」を採用しており、日本およびアセアンを中心とした新興国において、グローバル商品としてベースを共通化しながら、現地ニーズに最適に応えられる商品として市場投入できるクルマづくりを進めてきた。ダイハツは今後もDNGA商品の海外展開を予定しており、競争力の高いDHGA商品を投入することで、より多くのニーズに応えしていく。
プロドゥアは、1993年にダイハツとの協業により創業した、小型車を中心としたマレーシア第二の国民車メーカーで、2006年から2020年まで15年連続でマレーシア国内販売シェアトップを獲得している。また、これまでもプロドゥアは、商品開発から生産、調達、販売にわたる構造改革を実施し、「アジア」「ベザ」「マイヴィ」「アルス」といった、現地最適かつ競争力の高い小型車を市場へ投入してきた。近年世界的に人気の高まっているSUVタイプの新商品である「アティバ」を皮切りに、今後も「良品廉価」「最小単位を極める」「先進技術をみんなのものに」の3つの価値を提供するDNGA商品を順次ラインナップに加えることで、より幅広いユーザーの要望に応えていく。