コンチネンタル、HERE、Leiaは、3社提携し3次元ナビゲーションを車両の操縦席のディスプレーソリューションを開発した。この技術により、より安全で直感的なドライバー・パッセンジャー向けに高いレベルのユーザーエクスペリエンスを実現する重要な要素を共同で提供することになる。

 この度のCES2021にて、Leiaの「ライトフィールド(Lightfield)テクノロジー」により地図上の建築物や地形の3D表示技術を展示している。この新しいソリューションにより、立体画像認識に不可欠であった3D対応メガネや視線追跡のためのアイトラッキングセンサを使用しなくても、3Dマップを視覚化できる。しかもライトフィールドテクノロジーでは、あらゆる角度から3Dによる効果を認識できる。すなわちドライバーも乗員も同じように3Dグラフィックスを見ることができる。



 コンチネンタルのHMI事業部の戦略およびポートフォリオ統括責任者、ウルリッヒ・ルーダース氏(Ulrich Lueders)は「3Dディスプレー技術は、これまでに無い驚異的な機能をコックピットに与えます。この技術はドライバーとクルマとの直感的な操作環境を生み出して、より高いレベルの運転安全性を実現します。HEREの3DプレミアムマップコンテンツとLeiaのライトフィールドソフトウェアが、コンチネンタルHMI(ヒューマンマシンインターフェイス)ソリューションの専門技術と組み合うことにより、新しいユーザーエキスペリエンス(UX)環境と安全運転のための環境づくりに貢献できることをとても嬉しく思います」と述べている。

安全な運転のサポートのために独自設計された3Dナビゲーション

 交通安全に関するさまざまな世界の研究によると、世界中の交通渋滞の主な原因はドライバーの「気の散り」にあるといわれている。National Highway Traffic Safety Associationによると、米国では、2018年中に気が散る運転により2,800人以上の死者が出たと報告されている。これら調査から、より安全な運転環境を作るためには、運転中のドライバーが求める地図情報コンテンツと検索機能を、ドライバーの集中力が切れないようにより素早く快適に提供できる直感的なUXソリューションが求められる。 



「特に大都市での交通など複雑な運転環境では、多くのドライバーとっては、ナビゲーションの指示に従いつつ、同時に安全に操作することはとても厳しい環境といえます」とルーダース氏は述べている。 



 このように、コンチネンタル、Here、Leia3社によるこの3Dソリューションは、現実世界を仮想空間に正確に再現することによって、ドライバーに必要な情報と自車の位置方向をすばやく伝え、運転により注意をはらうことができる。 

ライトフィールド技術により、専用3Dメガネやアイトラックセンサーがなくても3D効果が得られる。

高精度3Dコンテンツ

 このソリューションのための3Dコンテンツは「HEREプレミア3Dシティーズ」から入手できる。このコンテンツは「HEREプレミアムマップコンテンツ」と、75のグローバルシティセンターの高度に詳細な3D表現で構成されており、ユーザーの要望に応じカスタマイズ可能となっている。表示される建築物は、その物理的な位置、体積、高さ、ファサードの色等現実のものに忠実に再現されている。



 3D立体地形モデルでは、都市のレイアウトを表す立面図も使用可能。3Dランドマーク詳細は各都市の地図範囲に含まれており、3D地形や周辺の建物のさまざまなスタイルに統合されている。 



 コンチネンタルのナチュラル3Dディスプレー、Leiaのライトフィールド技術、そしてHEREの3Dマップコンテンツを基盤にして、今後3社は共同事業者として自動車メーカー各社とともにこの技術を次世代の自動車モデルに提供していく。  

自然な3Dナビゲーション画像により、より直感的なユーザーエクスペリエンスを実現する。

情報提供元:MotorFan
記事名:「 コンチネンタル、HERE、Leia:共同でナチュラル3Dナビゲーションシステムを提供