2020年の北米スバル(Subaru of America)の年間販売台数は、前年同月と比べてー12.6%の61万1942台だった。20年前半のコロナ禍の影響で販売台数が低迷したことが大きく影響している。
2020年は、スバルに限らず世界中のすべてのマーケットが新型コロナウイルス流行の影響を受けた。スバルの北米セールも、年後半にだいぶ回復してきたが、それでも年間では前年比マイナスとなってしまった。
まずは2020年12月の販売台数データから。
2020年12月
フォレスター 1万6006台(ー2.6%)
インプレッサ 3970台(ー30.8%)
WRX/STI 1968台(+26.1%)
アセント 6692台(ー19.1%)
レガシィ 2522台(ー26.1%)
アウトバック 1万7272台(+3.7%)
BRZ 171台(+30.5%)
クロストレック 1万4957台(+47.5%)
トータル 6万3558台(+1.9%)
となっている。好調だったのはクロストレック(日本名XV)だ。前年同月比で+47.5%と大きく販売台数を伸ばした。フォレスター、アウトバックといった主力車種もほぼ前年並みまで回復している。
2020年1-12月 北米スバルのセールス
年間ではどうだろうか? まずは販売データを見てみよう。
2020年1-12月
フォレスター 17万6996台(ー1.8%)
インプレッサ 4万3628台(ー34.3%)
WRX/STI 2万1178台(ー3.0%)
アセント 6万7623台(ー17.5%)
レガシィ 2万7240台(ー22.3%)
アウトバック 15万3294台(−15.4%)
BRZ 2267台(ー2.9%)
クロストレック 11万9716台(ー8.7%)
トータル 61万1942台(ー12.6%)
主力のフォレスターは、前年比ー1.8%と健闘したが、アウトバックがー15.4%となったのが痛い。アウトバックとフォレスターが北米スバルの2枚看板なのだが、アウトバックはー15.4%となってしまった。
2019年比でどのくらい販売台数が落ちてしまったか?
フォレスター:3183台
インプレッサ:2万2787台
WRX/STI:660台
アセント:1万335台
レガシィ:7823台
アウトバック:2万7884台
BRZ:67台
クロストレック:1万1436台
である。
快進撃を続けてきたスバルの北米セールスだが、コロナ禍の影響で減速を余儀なくされた。21年のV字回復に期待したい。