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村上菜つみのバイクでカフェめぐり【東京・奥多摩ツーリング/第八回 カフェAWA】


メトロポリス東京から1時間ちょっと、水清く緑深い奥多摩。都民1400万人の貴重なオアシスとして愛されるこのエリアは、日本の最新アウトドア・アクティビティの発信地としても知られています。美味と外遊びの喜びを求め、多摩川べりをふらりと散策してみました。




REPORT●村上 菜つみ(MURAKAMI Natsumi)


PHOTO●高橋 克也(TAKAHASHI Katsuya)

多摩川に向かって大きく開けたテラスをもつ堂々たる和風建築。カフェAWAは、奥多摩でキャニオニング(沢下り)やパックラフト(ラフトボートでの川下り)などのリバー・アクティビティを提供するキャニオンズが、おしゃれな川遊び基地として作った特別なカフェです。

シックな和風建築ながら、あちこちに遊び心を感じさせるカフェAWAのエントランス。

森の遊歩道を思わせるアプローチを進み、エントランスをくぐった人は、誰もがきっと驚くはず。カフェAWAは、がっしりした柱と梁が整然と調和する日本建築の美をたたえながらも、モダンで明るく、開放的なムードを併せもつ、とても居心地のいいスペースなのです。

人力バイクも、エンジン付きのバイクも、もちろんクルマだって安心して停められます。
いたるところに川遊びへのいざないがこっそり隠されているのも楽しいカフェ。
小さなアドベンチャーバイク、ホンダADV150は、自然あふれる奥多摩カフェ探検にぴったり。

整然と並ぶ柱と梁が美しいホール。ひろい窓からは、あふれる陽光がたっぷり降り注ぎます。

川に面した大きな窓から光がなだれ込み、ホールを明るく浮き立たせています。窓辺には小さな花をつけた一輪挿しが控えめに飾られていました。一人でこのカフェを訪れたなら、川に向かって座れる席がおすすめ。ささやかな孤独の温もりを存分に楽しめるはずですから。

あかるい窓辺の白い花。小さな花器が、小さな花の可愛らしさをぐっと引き立てます。

カフェのエントランスを飾るのは川遊び仲間のためのTシャツ。ロゴが可愛いですよね。
和のしつらえが美しい天井に、迫力の大型シーリングファンが見事に調和しています。
ぴかぴかのガラスコップやピッチャーすら、川遊びをイメージさせる小道具のよう。
森の息吹と水のせせらぎを間近に感じるロケーション。窓にも鮮やかな緑が映えています。
セルフサービスのマシンで提供されるコーヒーは、仲間と過ごすフランクな休日の味わい。
ガラス瓶の花を透かせる陽光が、川辺のテーブルをきらめかせる至高のアクセサリーに。
エントランスを守るドライリース。あたたかい褐色に豊かな自然の恵みを感じます。
川面の乱反射が、おいでおいでと手招きするよう。今度は川遊びにチャレンジしようかな?

カフェAWAの大きな特長は圧倒的な開放感です。料理のルックスは迫力満点でダイナミック。一方スタッフは優しくこまやかで、料理の味も驚くほど繊細です。カフェAWAは、そのルーツであるニュージーランドの文化と奥多摩の自然が美しく融合するカフェなのです。

ローストビーフディッシュ「ボルケーノ」(1350円)は、このド迫力でレギュラーサイズ!

柔らかくジューシーなローストビーフをたっぷり使った大満足ディッシュ「ボルケーノ」は、レギュラーサイズ(1350円)でも驚きのボリューム。クラッシュキャンディとナッツを使ったスイーツパンケーキ(900円)などスイーツも充実しています。ソフトドリンクは300円から。

箸で触れればとろりと流れ出る濃厚な卵。その姿はまさにボルケーノ(火山)の名のとおり。
窓からの眺めもカフェAWAのおいしさのうち? ゆっくりじっくり味わいたいですね。
ニュージーランド生まれの焼きメレンゲケーキ、パブロバ(450円)が楽しめます。
生クリームとミックスベリー、甘さ控えめサクサクふんわり不思議な食感のスイーツです。
●CAFÉ AWA


〒198-0102


東京都西多摩郡奥多摩町川井54-1


TEL:0428-74-9947


営業時間:11:00~17:30


定休日:1月~3月/月曜日~木曜日 4月~12月/月曜日

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