
<阪神1-2中日>◇20日◇京セラドーム大阪
なかなか勝ち越せない…。阪神が4試合ぶりの黒星を喫し、中日相手に8勝9敗と黒星先行となった。先制を許し、追いつけずに敗れるのは、3日ヤクルト戦(神宮)以来。藤川球児監督(45)は「形はしっかりつくってゲームはできていますから、また東京に行ってしっかり頑張るだけですね」とすぐに切り替えた。
初回に2点を先制され、ビハインドの展開。反撃を期したが、この日で京セラ5連勝となった中日先発大野を攻略しきれなかった。直後の1回裏は、先頭近本から3者凡退。3回に、熊谷の左前打から2死三塁の好機をつくり、中野の左前適時打で1点をかえしたが、反撃もここまで。中日と同じ8安打を放ったが、追いつくことはできなかった。
中日はセ・リーグで唯一負け越している相手。前夜に競り勝ち、8勝8敗の五分に戻したが、全チーム勝ち越しのチャンスを再び逃した。
それでも、最後まで逆転の機会はうかがった。9回先頭で代打豊田が初球を捉え、右前打を放ち出塁。1死一塁の場面までつくった。22日からの神宮、26日からの横浜で長期ロードは終了。いい締めくくりにする。【磯綾乃】