7月15日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは新型コンパクトSUVの「T-Roc(ティーロック)」を発売した。税込車両価格は384万9000円〜453万9000円だ。
150ps/340Nmを発揮する2.0ℓ直列4気筒ディーゼルターボを搭載
T-ロックは、T-クロスとティグアンの間を埋める新しいSUV。クーペのような流麗なルーフラインをもつスタイリングが特徴だ。ボディサイズは、全長4240(Rラインは4250)×全幅1825×全高1590mmで、ホイールベースは2590mm。ゴルフに近いサイズと、同社では紹介している。
このサイズはT-クロスより125mm長く、65mm幅広く、10mm高い。ホイールベースは40mm長い。とはいえ十分コンパクトと呼べるサイズの持ち主で、最小回転半径はT-クロスより0.1m小さい5.0mだ。
コンパクトなボディながら広々とした居住空間と、445ℓというクラストップ水準の荷室容量を実現しているのもT-ロックの魅力。荷室は後席の分割可倒式シートバックを倒すと最大で1290ℓに拡大できる。
エンジンは150ps/340Nmを発揮する2.0ℓ直列4気筒ディーゼルターボの「2.0 TDI」で、7速DCT(DSG)を介して前輪を駆動。燃費はWLTCモードで18.6km/ℓ、JC08モードでは19.5km/ℓと発表された。
デザインは、ティグアンから受け継がれた新しいフォルクスワーゲンのSUVのDNAを表現。ダイナミックで都会的なスタイルを取り込んでいる。LEDデイタイムランニングライトが組み込まれたフロントバンパーは、ヘッドライトと一体感のあるグリルによりワイドさが強調されている。
また、大型エアインテークとアンダーボディガード、リヤディフューザーにより、SUVらしい力強さもアピール。サイドはクロームトリムで強調されたロングルーフが流麗なシルエットとなり、スタイリッシュなデザインを実現している。
フォルクスワーゲンSUV初となる2トーンボディカラーの採用も特色だ。全9色のボディカラーに合わせ、グレードに応じてブラックまたはホワイトのルーフカラーを組み合わせることが可能だ。また、「TDI スタイル デザインパッケージ」では、ボディカラーがターメリックイエローメタリックもしくはラヴェンナブルーメタリックを選んだ場合、インテリアもボディカラー同色系の イエローもしくはブルーにカラーコーディネイトされる。
上級モデル譲りの先進装備を採用した点も大きな美点。先行車を完全停止状態まで自動追従して走行するアダプティブクルーズコントロール"ACC" (全車速追従機能付)やプリクラッシュブレーキシステム"Front Assist"(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)などの先進安全装備が全車に標準装備。
さらに、ナビゲーション機能やオーディオシステムに加え、コネクテッドカーとしての機能を有する純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”や、画面全体にナビゲーションマップを表示することができるデジタルメータークラスター“Active Info Display”などの快適装備も全グレード標準装備とされ、高い安全性や快適性を実現している。
●フォルクスワーゲン「T-ロック」モデルラインナップ●フォルクスワーゲン公式サイト
・TDIスタイル:384万9000円
・TDIスタイル デザインパッケージ:405万9000円
・TDIスポーツ:419万9000円
・TDI Rライン:453万9000円
※価格は消費税込み