国道16号線外回り、市原市八幡海岸通りのLHシステムが、ようやく撤去された。「ようやく」というのは、実はこのLHシステムの撤去工事の入札が、とある業者に落札されたのは2019年8月! なぜ落札から半年以上経っての撤去となったのか? コロナ騒動が本格化したのって、この2月ですよ、千葉県警さん!
栃木県警にリサイクルの前例あり!
☆撤去オービスDATA
場所:千葉県市原市八幡海岸通り
道路:国道16号線
方向:外回り
キロポスト:-
機種:LHシステム
速度測定方式:ループコイル式
制限速度:60km/h
千葉県と埼玉県、そして神奈川県の主要部を結ぶ、広域環状道路、国道16号線。外回りの市原市八幡海岸通りに設置されていたLHシステムが、この春、撤去された。
と、これがすでに、全数が撤去対象となっているHシステム、あるいはポンコツ化している旧型のオービスであれば、「よかったね」で済むのだが、撤去されたのが、現時点で固定式オービスの主役を張るLHシステムというのが、どうにも腑に落ちない。
事実、現在までにLHシステムが撤去された例はわずか2例。しかもそのひとつは、別の場所に移転されており、完全撤去はプロトタイプと思われる四国は徳島県の1機だけ。確かに、最新型とは言ってもデビューからはすでに25年が経っているが、それにしても最新のデジタル技術を駆使して生まれただけに、まだまだ現役バリバリでやれるはず、なのだ。
となると、考えられるのが、栃木県警が実行した移転措置。既設ポイントの取り締まり効率が悪化したことで、効率よく取り締まれる他のポイントに移設するというのは十分、考えられること。今回の撤去も、移設先がなかなか決まらなかったため、撤去が遅れた、と言ったら考えすぎかもだが、今後、コロナ禍による財政引き締めが図られることは間違いない以上、オービスのリサイクルが、これからのトレンドになるのかもしれない。
もちろん、現時点ではその移設ポイントは皆目見当がつかないが、いずれにしても千葉県のどこかに新品ではないLHシステムが出現する可能性は大。見つけたら、また報告させていただきます!