極東開発工業は、積載量と走行安定性を大幅に向上させた新型「土砂ダンプトレーラ(リンク式 ・ GVW36t)」を開発し、2020年5月29日に発売する。
■ 耐摩耗鋼板(HARDOX)を採用した曲げ構造ボデー
ボデー材質に、高い硬度と靭性で多くの実績を誇る耐摩耗鋼板「HARDOX」を使用し、さらに曲げ構造のボデー形状とした。これにより、強度を保ちながらもスチフナ(補強柱)レスとするなど補強を減らし、大幅な軽量化によって積載量を現行機種(※)比で1,400kg増加させたほか、美観に溶け込むすっきりかつシンプルなデザインも併せて実現した。
※ 土砂ダンプトレーラ(リンク式・GVW36t・角底仕様)
■ 段付構造で低床化を実現
グループ会社である日本トレクスと共同開発した、専用の段付トレーラ台車と段付フレーム構
造を採用することにより、現行機種(※)比△100mmの大幅な低床化を実現し、走行安定性を向上させた。また、低床化によりボデーの内法高を拡大することが可能となり、十分な容積と積載量の確保も両立させている。
※ 土砂ダンプトレーラ(リンク式・GVW36t・角底仕様)
■ 滑らかな形状で排出性が向上
曲げ構造ボデーの採用で、ボデー内側の形状が滑らかになり、排出性を大幅に向上させた。
販売価格は1,345 万円(希望小売価格、消費税抜き、トラクタ別)、販売目標台数は年間30台。