4月23日、ビー・エム・ダブリューはサーキット志向のハイパフォーマンスコンパクトモデル「M2コンペティション」をベースに、世界的に著名なアーティスト「Futura 2000」とコラボレーションによって生み出された限定車「BMW M2 Edition Designd by Futura 2000(M2エディション・デザインド・バイ・フューチュラ2000)」を発売した。世界500台限定のうち、日本市場の割り当ては10台。税込車両価格は1050万円だ。
ブラックのボディにFutura2000独特のアートが施される
この限定車は、独特な構図と色彩で1980年代からグラフィティ・アートの先駆者として活躍してきたFUTURA 2000と、BMW M社が誇る高性能モデルが見事に融合した1台。
ブラックをベースにしたエクステリアには、稲妻を彷彿とさせる不規則なラインが何本も走り、丸いノコギリ刃のようなFUTURA 2000ならではのデザインが散りばめられている。
さらに、霧がかったようなシルバーのペイントが所々に施されることで、車両全体の凹凸を強調し、高性能モデルらしい存在感と力強さを見事に際立たせている。ホイールは、デザインと調和するジェットブラックの19インチMライト・アロイYスポーク・スタイリング763Mが採用されている。
インテリアでは、ダッシュボードやセンターコンソールなどに、エクステリアと同様のコンセプトで描かれたデザインが施されるとともに、ドアシルには、限定仕様のシリアルナンバー「1/500」とFUTURA 2000のサインが描かれた特製トリムを装備。
フロントのMスポーツシートには、FUTURA 2000のデザインコンセプトに合わせ、ブラック/アイボリー・ホワイトバイカラー(ポーラー・ブルー・コントラストステッチ付)のダコタレザーが採用された。
この限定車は、2020年2月にハリウッドのパラマウント・ピクチャーズ・スタジオで開催された芸術祭「第2回フリーズ・ロサンゼルス(Frieze Los Angeles)」で発表された「BMW M2 by FUTURA 2000」から誕生したモデル。
フリーズ・ロサンゼルスは、芸術祭「フリーズ・フェア」のなかでも、フリーズ・ニューヨーク、フリーズ・ロンドン、フリーズ・マスターズに続き、世界的なアートの中心地となったロサンゼルスの地位を祝して、昨年、世界的な芸術祭を開幕させる場として選出された。
毎年開催されるこの現代アートフェアには、ロサンゼルスを拠点とするギャラリーのみならず、世界的なギャラリーが約70社出展するほか、著名なキュレーターとのコラボレーションによるトークショーや音楽、芸術家によるプロジェクトなど、その土地特有のプログラムが開催される。