スズキ・エスクードは、本格クロスカントリーの性能を手軽に楽しめるSUVとして1988年に誕生。現行モデルは4代目である。Motor-FanTECHの会員の方々にも多くのオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、良いところを見てみよう。
3代目(2005-2017年)
2010年式 XG「このスペック(エンジン、駆動機構、装備)で200万円程度は安すぎる」
排気量:2400cc トランスミッション:AT
平均燃費:8.0km/ℓ(通勤5kmほぼ渋滞なし、週末にドライブ。)
長所:このスペック(エンジン、駆動機構、装備)で200万円程度は安すぎる。4AT、フルタイム4WDの割に燃費が良い(7-8km/ℓ)。シンプルでカッコいいデザイン。
短所:4ATと5MTの設定しかない。現行モデルはサイズダウン&オンロード寄りになってしまった。
評価
外観:★★★★☆ クロカンっぽい見た目が良い。長く乗れる。
室内:★★★★★ 高級感はないけど、値段以上にしっかりとした作り。
走行性能:★★★★☆ 動力性能、快適性は良いが、ABSに入るのが早すぎる。
燃費性能:★★★★☆ 結構カタログ燃費に近い燃費
装備:★★☆☆☆ 前モデルなので、ほとんど無い。
満足度:★★★★★ コストパフォーマンスは最高。この先こんな安くて良い車は出ないと思う。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「先代のエスクードですが、結構しっかりとした造りで、走りも良いので、安ければオススメです。現行モデルは、サイズダウンしてしまったので、比較出来ませんが……」
現行(4代目)2015年〜
現行のエスクードは4代目にあたるモデルである。現行モデルから初代から続いてきた「ラダーフレーム+後輪駆動」の専用アーキテクチャーからSX4 S-クロスと共通設計のFFベースとなった。生産はハンガリー子会社のマジャールスズキ。エンジンは、当初は1.6ℓ直4NAエンジン(M16A型)を搭載。2017年に1.4ℓの直4ターボ(K14C型)搭載モデルを追加。現在は1.4ℓターボのみとなっている。
2016年式 YE21S「丸過ぎないデザインでいいです」
排気量:1600cc トランスミッション:AT
平均燃費:12.0km/ℓ(郊外では18km/ℓ、市街地では10km/ℓ)
長所:価格が安いのに4WDはSUVのなかでトップクラス。海外仕様のため通常サイズのスペアタイヤが積める。海外仕様だがウインカーレバーが右側にあるので使いやすい
短所:リヤシートを倒した時に微妙にフラットにならない。リヤシートが固めなのでゲストには不評。マイナーチェンジのたびに自動ブレーキが向上し、外観は同じでも旧型になっている。
評価
外観:★★★★★ 丸過ぎないデザインでいいです。
室内:★★★★★ 必要充分な内装、アナログ時計がいい感じ
走行性能:★★★★☆ ヨーロッパ仕込みの固めの足。冬道の安心感は最高。パワーがもう少しあれば満点
燃費性能:★★★★☆ ハイブリッドではないので充分な燃費
装備:★★★★☆ ACCが停止までサポートしてくれると満点
満足度:★★★★★ コスパ最高の車です。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「マイナーな車が好きな方にオススメ。アフターマーケットのパーツは少ないのがちょっと残念ですが、探す楽しみもあります」
2018年年式 4BA-YEA1S「内装にこだわらなければコスパはいいと思います」
排気量:1400cc トランスミッション:AT
平均燃費:15.0km/ℓ(郊外がメイン)
長所:軽くて加速がいいところ。直進安定性があるところ。cvtではなく6速ATなところ。
短所:車線維持機能が弱い。
評価
外観:★★★★★ ヘッドライトの青いアクセサリーがワンポイントになっていてかっこいい
室内:★★★☆☆ シンプルなデザイン カーナビ周辺からのビビリ音がする
走行性能:★★★★★ 峠道でのスポーツモード走行は楽しいです
燃費性能:★★★★☆ この加速力で15km/ℓだったらいいと思います。
装備:★★★★★ ACCは130km/hまで設定出来ます。車線維持は120km/hまで設定出来ます。
満足度:★★★★★ 内装にこだわらなければコスパはいいと思います。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「内装はヴェゼルなど他社の小型SUVのなかで勝負はできませんが、走行性能では勝負できると思います」