移動オービスの台頭におされ、今や、続々と撤去されている固定式オービス。が、すでに耐用年数をはるかに超えているにも関わらず、旧型オービスがあちこちで放置されているというのも事実。このどう考えても稼働できる状態にはないと思われる首都高7号線のループコイル式オービスも、その一例だ。果たして生きているのか、それともドライバーにスピード抑制を促すためにあえて残されているのか、ドライバーにとってはまさに、悩ましい問題です!
いずれは移動オービスの名所になる?
首都高7号小松川線を千葉方面へ向かう途中、錦糸町ランプ先の非常駐車帯で猛威をふるっていたループコイル式オービス。ほとんどのドライバーが手前で減速する、定番の危険ポイントでもあった。
が、いつの頃か、防音壁が設置され、今や壁の外からひっそりと違反車を狙っている……かのように見えるが、実は見えているのはストロボ部分だけという哀れな姿に。肝心なカメラは半透明なアクリル板の陰に隠れ、これじゃ鮮明な写真など撮れっこない。一応、事前の警告版が出ているので「ダミー」と断言することはできないが、稼働している可能性はほぼゼロに等しいと言っていいだろう。
ま、ほっといてもちゃんと交通取り締まり本来の役目(危険な事故や違反を未然に防ぐ)を果たしてくれるし、撤去費用も節約できるから、この放置プレイ状態は当分続くはず。下手に撤去されると、油断したドライバーをターゲットにする移動オービスが出現するかもしれないだけに、このままの方がいいのかもしれません!