CAR MONO図鑑を担当するカーグッズライターの浜先秀彰が東京オートサロン2020の会場で「これは!?」と思うアイテムを興味津々に深堀り!
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) PHOTO●澤田和久(SAWADA Kazuhisa)
拡大をしても驚くほどクッキリ見える
ドライブレコーダー市場はかつてない盛り上がりを見せており、あおり運転にも対応できる2カメラモデルが大人気だ。だがその一方で高画質モデルに対するニーズも根強い。
現在のドライブレコーダで一般的な画質は「フルHD(解像度1920×1080)」で、それ以上の高画質として「3M(同2304×1296)」、「WQHD(同2560×1440)」などがある。
フルHD画質であれば直前の車両やすれ違う車両の4ケタの数字が読み取れ、実用上は十分と言えるのだが、高画質タイプの3MやWQHDになればナンバープレートの地名やひらがな、3ケタの数字も読み取れる場合が多くなる。少し離れた場所にいるクルマのナンバーや人の動きなどもわかり、画面内の情報がグンと増える。言い換えれば映像の証拠能力がより高くなるわけだ。
そしてデータシステムが今春の発売を予定しているドライブレコーダー「DVR3400」は、なんと業界トップクラスとなる解像度3840×2160の「4K」画質を達成。上の写真は会場のディスプレイに映し出されていたデモ映像を撮影したもの(映像の拡大場面)だが、フルHD画質と4K画質の比較では誰が見ても違いがハッキリとわかる。今まで十分にキレイだと思っていたフルHD画質がざらついて見え、4K画質の鮮明さにはほんとうに驚く。
これほど高画質であればドライブ先の美しい風景を残したり、峠道やサーキットでの走りを記録するなど、車載ビデオカメラのようにも活用ができるだろう。